中1の追試やら再試やらが多くない? もっと事前の準備をしよう

今年は例年に増して小テストを強化しています。日々の授業でのインプットがキチンと出来ていないと、結局テスト前に覚え直す羽目になってしまうからです。

でも、テスト前はそんなことをしている場合ではありません。テスト勉強を100m走とするなら、他の選手がスタートラインに立っているその瞬間、柔軟体操を始めましたくらい遅れまくっています。

英語でも相方のH先生が単語テストをしつこく実施していますし、数学は昨年までのテストを全部放棄して、今年の生徒用に確認テストを毎回作る気合いの入れようです。

そんな小テストですが、中1クラスでは一発で合格できないメンバーが固定化されてきました。全員に共通するのは「準備不足」。ただその1点です。

もちろん合格するまで何度でも再試します。授業日では足りない子は授業日以外も呼び出しました。最終的に合格をすればひとまずそのテストはOKになるのですが、正直に言って一発合格をした生徒とは天と地ほどの差があります。

そう、小テストは一発合格をしないと価値は無くなる、私はそう考えています。

一発合格をするには自分でテストをする

英単語のような事前に覚えてくるだけのテストの場合、カギになるのは「自分テスト」です。

よくやりがちな「ノートや単語帳を見てチェックする」方法だと、覚えた気になってしまいます。実際テストを受けてみたら、満点を取れない可能世はとても高いはず。

私たちは小学生にいつも言っています。漢字練習をしたら「自分でテストして満点を取れるまで繰り返す」と。それを実行している子はほぼ毎回満点を取り続けることが出来ます。もちろん瞬間記憶に長けている子なら、10個ずつの漢字テスト程度は満点が取り続けられるでしょうね。

しかし、小学生のときキチンと言われたとおり「自分テスト」をしてきた子と、その場を瞬間記憶で乗り切って来た子の差が、いよいよ中学生になって出てきたというワケです。

「自分テスト」習慣が付いている子は、同じように何度も練習して満点を取れるまで繰り返すでしょう。暗記テストはそれが必勝法ですからね。

一方、瞬間記憶に頼って来た子は、中学校の暗記量には耐えられません。その現実に今直面しているはずです。いち早くやり方を変えましょう。

再試も失敗した子にアドバイス

ここまで書いたところで生徒が来始めたので、一旦中断していました。

少し早く来た生徒が再試を申し出てきました。今日は全部で5名再試を行ったのですが、満点は2名……。

一応テストをやる前に「満点取れる?」と聞きましたが、どの子も「大丈夫」と答えました。ところが、再試に向けて取り組んだことを聞いてみると、自分でテストをやり切った生徒は2名。そう、満点だったのはその2名です。

あとの子たちは「単語練習をした」だの「テストを見て覚え直した」だの、およそ悪い勉強パターンにドはまりしています。

むろん単語練習をするのは悪いことではありません。むしろ良いことですが、その後チェックをしないのが問題なのです。練習で出来ない事は本番になって突然出来るようになりませんからね。

テストを見て覚えたのはNGです。見るだけで覚えられるなら誰も苦労しませんし、そもそも再試になったりしませんよ。実際に書いてみると意外と覚えていないことが分かるでしょう。というか、それは先日不合格だったときに充分分かっていたのでは?

失敗した子には再々試を指示しました。もちろんその日に向けて、コツコツと「自分テスト」を繰り返し、何度やっても満点という状態にしておかなくてはいけません。

ですが、この練習はムダになりません。

先週の英語チェックテストの不合格者はたった1名でした。本人にしてみれば自分だけ再試になってしまったので、相当ショックだったに違いありません。

しかし、彼は授業以外の日にしっかり再試を受けに来て、見事合格しています。前回間違えてしまった単語のスペルも練習のかいあって完璧になりました。

そして今日の英語チェックテスト。なんと最終問題が前回と全く同じ問題でした。作成者であるH先生が狙って出したのでしょう。単語を書けない生徒が連発しました。前回は書けていたはずなのに、です。

でも私は信じていました。先週不合格になってしまった彼に確信を持って出来を聞くと、キチンと最終問題の単語は書けています。これが再試をやり切った効果なのです。前回合格しなかったからこそ、必死にアタマへ詰め込むことが出来たんですよね。

という顛末を生徒たちに話しました。先週再試だった子に抜かれてしまった悔しさで奮起する子も出てくるでしょう。

ぜひ切磋琢磨して欲しいですね。