達成度確認テストについて思うこと 中学生編

中1生にとって、初めて本格的な50点満点のテストとなる達成度確認テスト。英語の授業でやっている単語テストやチェックテスト、数学で毎回やる確認テストと比べて範囲も広く、考え続ける時間も長い。その状態でどこまで戦えるかが試されます。

やっぱり確認テストの出来と直結してました

私は普段から、「確認テストで満点を取ってる子は定期テストで結果が出るよ」と伝えてきました。

例えば数学の確認テストは毎回たったの10問です。ホントにこんなちっちやいテストで満点を取るだけで、定期テストで点が取れるの?と半信半疑だった生徒もいたようです。

ですが、今回の達成度確認テストの結果はまさにその通りになりました。何なら毎回記録している点数と照らし合わせても良いくらい(面倒だからやりませんけど)。

単純な話です。授業の翌週にやっている確認テスト「ごとき」で満点が取れないなら、数倍の範囲の広さになるテストで結果を出せるわけないじゃないですか。

確認テストのねらいは

英語はあえて機械的にワークの指定したページを丸ごとテストをしています。本当に丸ごと出していますし、追試をするときはワークをコピーして渡すだけです。何1つ変えていません。

問われるのは、指定された範囲に対して「覚えるまでしつこくやり続けること」が出来るかどうか。中1の英語が簡単というつもりはありませんが、まだこの時期は理屈うんぬんの問題ではありません。覚えるだけで点が取れる分野です。

まだまだ暗記に関してはやり方を模索している段階でしょう。苦手な子がいるのも頷けます。効率的なやり方では無いにしても、コツコツやっていれば必ず暗記は完成しますので、今は陸上でいう「持久力」を鍛える時期です。

また、数学は授業中における生徒との問答のやりとりや、今までの確認テストの出来具合などを考慮して、常に「最初から習ったところまで」という試験範囲で確認テストを毎回作成しています。

私は螢田教室をメインに指導していますが、山王教室と板橋教室も担当しています。それぞれの生徒の出来も変われば問答の内容も変わります。教室によって内容をマイナーチェンジすることもしばしばあります。

そんな意図を持って作られた確認テストを充分消化すれば、たとえ50問のテストであっても結果に跳ね返ってくるのです。

小学生の英語と中学英語は直結しない

今年の中1クラスは、在籍生のうち6人が小学生のとき何らかの形で英語を習っていました。なかなか近年まれなクラスです。

ただし、その内容は大きく3つに分類されます。

1.英会話ではなく中学生の文法を習っていた
2.英会話を習いつつ正しい文法も習っていた
3.英会話を習っていたが文法にはこだわらない

1.のパターンの生徒は、中学校のテストに直結します。ほとんど中学生の授業と同じ事をやっているわけですから、今やっている中1英語は完全に2周目です。まさに強くてニューゲーム状態なので、若干チート気味でしょう。

2.のパターンの場合、ポイントは1つ。それは「教科書の単語をインプットしているか」です。文法事項は知っていますが、英会話に出てくる単語と教科書に出てくる単語が完全に一致するわけではありません。中学校のテストで結果を残すには、地道な暗記作業からは逃げられません。

これをおろそかにすると、単語で片っ端から失点します。ただし、文法は身についていますから、文頭の大文字やピリオドのつけ忘れなどの定番ミスはほとんど無いのが救いです。

3.のパターンですが、これはほぼアドバンテージは無いに等しいと思ったほうが良いでしょう。「英語に対して抵抗が無くなる」「英語が好きになる」と評判の英会話ですが、恐らく保護者の方の目論見とはやや違うことになることが多いですね。

確かに英会話において英文法を気にしすぎるのは良くないと言われることがしばしばありますが、気にしなさすぎもどうかと思います。というのも、ウチの塾で英会話を教えていたネイティブのS先生は、文法に関しても軽視していませんでした(私も色々教わりました)。

英語に対する抵抗が無いのは幸いなことですが、それだけでは得点が取れません。せっかく英語に対して前向きな姿勢ならば、インプットをじっくり取り組めるはずでしょう。やはり地道な暗記は必要です。

何が問題なのかというと、「私は英語を習っていたんだから大丈夫」という変な自信です。英会話でも英文法でも、貯金はいつか尽きます。現時点でのリードをうまく活用して、さらなる積み重ねをすれば、せっかく習っていた英語もムダではないでしょう。

……というのも、今回の達成度確認テスト、英語を習っていた組と習ってない無かった組の平均点にほぼ差が無かったんですよね。実は、英語を習っていなかった子たちより、英語を習っていた子たちのほうが得点のバラツキが大きいんです。

これが先ほど書いた「変な自信」の影響ですね。どんな子であれ、ちゃんと教科書の内容をインプットしなければいけないですから。

ちなみにトップは小学生のときウチの塾で英文法を習っていた生徒です。

ウチの塾で英文法を習っていた生徒です。

大事なことなので2回書いてみました。

いやあ、むしろこれでトップじゃ無かったらどうしようかと……親御さんに顔向けできないところでした。一安心です。

とはいえ、まだまだ定期テストは先の事。これからの取り組み次第で英語経験者たちはポテンシャルを発揮できるはずです。アドバイスを活かして頑張って欲しいですね。

おっと、気がついたら中3には一切触れていませんでした。ではそれはまた後日と言うことで。