2019夏期特訓のお知らせ

宿題ノートをチェックしたら残念なものをいくつか発見

以前は授業内でササッとやっていた宿題チェックですが、今年は交換ノート形式を採用し、時間をかけてじっくりとチェックしています。

宿題の分量にもよりますが、だいたい一人のチェックに3~5分程度かかります。昨年から取り組んでいる一問一答ノートよりは楽ですが、人数がまとまると結構な時間がかかります。

でもこれ、時間をかける価値があるんですよ。特に中1のノートは具体的に細かい指導を入れてあげないと、いつまでたっても「小学生のお勉強」から脱却できません。実際に一人一人の解き方やノートの書き方を見ていくと、指摘したくてたまらなくなるレベルでウジャウジャ気になる部分が目につきます。

答えしか書いていない

言葉は悪いですが、答えを写したのと何も変わらないですからね。

確かに暗算で解けるレベルですが……

暗算できるのは大変結構なことですが、ソレとコレは別。だって、授業中に演習するときあれだけ「ワークの式を写して途中式をキチンと書きなさい」と指示をしているにも関わらず、ちょっと目を離すと手を抜いてしまうのです。

宿題は終わらせることや解くことだけが目的ではありません。授業で習った内容が身についたかチェックをする場です。

確かに答えだけ書いてあって○になっていれば、そのときは間違いなく出来ていたのでしょう。でも、本番のテストはだいぶ先。そのとき正解できるかどうかが重要なんですが、正しいやり方が身についていないと直ぐに忘れますし、ミスも増えます。

式を写し、途中経過を書かせるのは、解き方がミスの出にくい正しい方法になっているかを確かめるためなんです。せっかく塾に通っているわけですし、なおかつ面倒で手間のかかるノートチェックをやる物好きな先生にあたったのですから、そのメリットを最大限に活かしてもらいたいですね。

答え合わせをまとめてやっている

たいていのワークは「基礎問題」→「練習問題」→「発展問題」という構造になっています。よく宿題として出すのが、同じ分野の「練習問題」と「発展問題」の部分です。つまり、1回の宿題で同じパターンの問題が繰り返し登場するわけです。

ある生徒の宿題を見てみると、同じパターン問題を2回とも間違えていました。その原因が、「まとめて答え合わせしている」からです。

もし大問ごとにこまめな答え合わせをしていたら、最初に間違えたときに気づきます。そこで反省をしてから次に進めば、もう一度同じパターンが登場したとき気づくでしょうから、2度同じ間違えは繰り返さずに済みます。

高校生くらいになると勉強が上手になってきますので、本当にこまめな答え合わせをしています。中学生は個人差が大きく、全部宿題を解き終わったら答え合わせをする、という中学生もたくさんいます。

そういう子にとっては、宿題は「終わらせるもの」なんでしょう。つまり作業です。一方、こまめな答え合わせをする子は、今解いた問題の出来が気になるからこそ早く採点したくなるのです。どちらが「できるようになるか」は明らかでしょう。

赤で答えを写しただけ

これをやらかすとカミナリが落ちます。答え合わせしたのは良いとして、その後赤ペンで解説をそのまま写したり、あげくに解答だけ赤ペンでさっと書いている子。

ノートとペンと時間のムダです。

少しでも想像すれば分かるでしょう。そんなことして自力で出来るようになりますか?答えを赤ペンで書くだけで解き方が覚えられたらそれはそれは素晴らしい才能ですが、そんな子ならそもそも間違えないと思います。

解説を読むのはとても良いこと。解説の真似をするのも良いでしょう。でも、最終的に自力でイチから解いてやらないとね。

せっかく宿題やるなら意味のあるものにしよう

そんなわけで、新中1の生徒たちには準備講習に始まり、春期講習中も散々繰り返し宿題の意義を説いてきたのですが、まだ甘さが残ります。

一方、素晴らしく宿題に取り組めている生徒の割合もまた例年より高いんですよね。何人かの宿題ノートを今日お手本として中3生に見せてみました。正直中3生のプライドはズタズタだと思いますが、変にこざかしくなった中3より、素直に取り組んでいる中1の方が意味のある宿題への取り組みが出来ています。

ちょうど昨日は4月最初の数学の授業でした。私は春期講習では国語を担当していましたので、数学の授業の様子は分かりません。ですが、彼らの出来は宿題ノートを通じて全て把握していました。

昨日から体験生も加わったので、良い機会だと思って宿題についての取り組みをプリントにまとめて配りました。今まで散々言ってきたことの繰り返しでもありますが、より宿題をやる目的が明確になったと思います。

中1の最初から良い習慣をつけると、その後の伸び方が大きく変わります。途中入塾の子の宿題への取り組みとは雲泥の差ですからね。宿題に正しく取り組む習慣を大事にして、よいスタートダッシュを決められるよう注視していきます。