2019夏期特訓のお知らせ

試験勉強の演習が普段の演習と違うポイント

泉中学校の第4回試験まで2週間を切り、中学生の試験対策特訓が始まりました。中3の入試勉強を見ているせいか、中2生の勉強のヌルさがいつも以上に目につきます。特に、演習問題の質が大きく異なります。

普段の演習は基礎を徹底して繰り返す

普段の時期、学校の授業はどんどん進んでいきます。新しい知識が毎日飛び込んでくるのですから、習ったらすぐに頭に入れ、使いこなせるようにしなければいけません。

この時期の演習は、定着を目的として行います。それほど難問を解く必要はありませんし、そんな暇もありません。演習する問題としてふさわしいのは、典型的なパターンです。難易度は教科書レベルで全く問題ありません。

その代わり、時間をかけずスラスラと解けるようにします。数学で言えば、問題を見た瞬間解く手順が頭に浮かび、手を動かし始められるレベルに持っていきます。そのためには、1回かそこら解いただけでは足りません。典型問題を何度も繰り返しましょう。

ここまでやっておけば、学校の授業について行かれないこともありません。そして、テスト前に難しい問題を解く土台作りも整っているというわけです。

試験勉強の演習は自分のレベルより上の問題を解く

試験が近づいてきたら、典型的なパターン問題だけやっていてはいけません。見た瞬間にはやり方が浮かばないような、知恵を振り絞る問題にチャレンジしましょう。

試験直前に基礎問題を解いている場合ではない

前回の試験のとき気になったのが、試験直前に数学の教科書のまとめの問題を解いている生徒。確かに泉中学校の試験範囲表には「章の問題を何度もやろう」と書いてありました。ただ、同時に「30点くらい取れる」とも書いてあります。

30点では平均点に毛が生えたくらい。もちろん数学がメチャクチャ苦手というなら平均点超えを目標にしても構いません。しかし、たいていの子にとって30点というのは満足な得点では無いでしょう。

そして、範囲表にはこうも書いてあります。「40点以上をめざすには、応用部分や章の問題Bもできるようにしておく」と。

ここで勘違いしている子は多いと思いますが、章の問題Bをやれば40点以上を「取れる」とはどこにも書いてありません。書いてあるのは「めざすには」です。ハッキリ言って、教科書の一番難しい問題を解けるようになっていても、40点はかなり厳しいのが現実です。

教科書の問題はあくまで基礎に絞られています。これはテスト勉強の序盤に完璧にしておくべきレベルです。むしろ、テスト勉強は教科書の章の問題から始めるくらいが丁度良いでしょう。

高いハードルを設定して演習する

野球部のA君は、バッティングセンターで自主練をしています。速い球が打てないA君はお金がもったいないので、打ち頃な80km/hで楽しくバッティングをしました。100球ほど打ち込んだので、明日の試合はバッチリです。

そんなわけありませんよね。80キロって、素人さんでも余裕で投げられるような山なりボールですよ?速い球が打てないならば、多少打ち損じてでも速い球に目を慣らさなければいけません。80キロを見慣れたA君が試合で100キロの球を見たら、必要以上に速く感じてしまいます。むしろ逆効果です。

テスト前の演習はコレと同じ。難しい問題が出来ないからといって簡単な解き頃の問題ばかりたくさん解いても、本番で出来るのはやはり簡単な問題だけです。反対に、さほど難しくないテストがやたら難問ばかりに見えてしまいます。

テスト前に解くべき問題は、自力で解くには厳しいけど、助言や参考書があれば解ける程度の問題です。初見で解けないのは仕方ありません。解説をじっくり読み込んで理解したり、先生に質問してヒントをもらったり、解法のポイントを教わったり、あらゆる手を尽くしてハードルを乗り越えるのです。

そうやって、出来ない問題を出来るように変えることで、得点力は伸びていきます。

まとめ

誰でもそうですが、上手く解けない問題に苦しむより、難なく解ける問題をやっていた方がラクですし、楽しいのは当然です。定着が目的ならばそれでも良いですが、力を伸ばそうとすると、どうしても苦痛を伴う問題にぶつからなくてはいけなくなります。

勉強したのに得点が伸びない原因の1つが、この演習のレベルが低いことなのです。時間に見合った成果は得られません。100球スローボールを打っても速い球は打てるようにならないように、いくら長時間勉強をしても難しい問題は解けません。

自分のレベルをとらえ、あえて少し難しめの問題を選び、頭をフル回転して悩みましょう。その過程は大変つらいものですが、解けるようになったときの爽快感、テストで出来たときの喜びをぜひ味わってみて欲しいのです。

それが自己ベストへの1本道です。今回は学年最後の総決算ですから、最高の結果のため、難しい問題に挑戦してみましょう。