2019夏期特訓のお知らせ

入試対策模試で見えた見切りの弱さと読解の弱さ

9日の土曜日、入試対策模試の第1回を小田原市民交流センターUMECOで行いました。

中3の入試模試自体は既に始まっていて、11月にもW合格模試を相洋高校で受験しています。塾内模試は解説授業までセットになっている長丁場で、これを2週間に1度のペースで5回繰り返すものです。普通に模試を受けに行くだけよりも、解いたばかりの熱が残っている中での解説授業があるため、こちらが伝えたいものが真に迫り生徒たちに伝わるのがメリットです。

まあ、特に先日のW合格模試は緊張感の欠片も無い模試でしたから、我々の目が届く状態でピリピリした空気を作りたかったというのもあります。

塾内模試は休み時間だろうが食事時間だろうが全日程が終わるまで携帯やスマートフォンには触れません。入試のときがそうだからです。入試のときに許されていること、例えばマーカーを使って良いなどの条件は同じです。当然許されていないことは模試でもダメ。当たり前の話でしょう。

ところが先日のW合格模試は休憩時間にスマホをいじる受験生が山ほどいて、ダメと言われていたウチの生徒が肩すかしを食らってしまいました。プロである模試会社が運営するものとしてはお粗末な管理だなあと呆れてしまいます。

あまつさえウチの生徒が受験した部屋の監督は堂々と試験中居眠りしていたそうで……きっと瞑想でもしていたんですかね。目を閉じていたら監督もへったくれもありませんがね。

とまあ、愚痴はこのくらいにしましょう。塾内模試は我々が厳しく管理をしていますので、そんな醜態をさらすことはありません。

時間管理の未熟さ

まだ入試勉強の入り口に立ったばかりの生徒たちですから無理もありませんが、時間管理はかなり未熟です。

特に上位層の生徒に続出したのが「最後まで終わらなかった」事案。解くのが遅いとかそういう問題ではありません。問題の取捨選択を全くしていないのです。

そういう生徒の解答用紙の特徴は、「最初からしっかり全部埋まっていながら、ある地点から白紙になる」というもの。馬鹿正直に最初から全部解いているとそうなるのです。それが悪いわけではありませんが、全部解き切る能力が無いのに全ての問題に取り組もうという、自分の能力に対して客観的な視点が欠けていることが問題なのです。

言葉は悪いですが、時間をかけて不正解になるくらいなら、最初から解かない方がマシだということです。

私が担当した理科の解説でも、上位クラスでその点は触れました。神奈川県の公立高校入試に頻出する資料の正誤問題がその典型で、資料について各選択肢の述べている内容が正しいものを選ぶ問題です。この問題は、全ての選択肢を検討しなければ正解にたどり着けません。それも簡単な問題ではなく、逐一計算させられたり、資料に対する習熟が必要であったり、一筋縄ではいきません。

上位クラスでも最終的に不正解になっていたのが7割。選択問題で7割誤答するというのは、相当低い正解率の問題だということでしょう。

ところが、その問題はたかだか3点問題です。後半にもっと簡単な3点問題や4点問題がわんさか控えているのに、ですよ。

つまり、その問題をすっぱり諦めてスキップし、後半にじっくり時間をかけていれば、結果的に総合点は上がるのです。

入試本番で突然このような見切りはできません。模試というのは、そういった戦略を練習する場でもあります。まだまだ受験生としてはひよっこですから、今回のアドバイスを参考にしてくれればOKですけどね。

たぶんみんなリード文読んで無い件

神奈川県の公立入試問題は際立っていますが、問題文が非常に長いのです。特に、それぞれの問題文より前にある、(理科ならば)問題の条件や前提、実験の設定や結果などを説明する「リード文」がやたら長い。私ですら「ああ、これはいつものパターンだな」とさっくり読み飛ばすくらい、メチャクチャな長さです。読む力が弱い子なら、読む以前に心をバキバキに折られて「ああ、これは自分には解けない問題だ」と錯覚するレベルです。

だからというわけでは無いと信じたいですが、そもそも君たち読んでないよね?といいたくなる凡ミスが目立ちました。これまた理科の話で恐縮ですが、地震のS波の速さを求める問題なのにP波を求めている生徒が全体の半分くらいいたりするひどさ。

また、読んでいるだけでチェックが不足している生徒が多いのも気になりました。あれだけマーカー使って良いよと言ったにも関わらず、リード文を読むときにマーカー片手に読んでいる生徒はごくごく少数。結局最後まで机の上に置いてあるだけの生徒も少なくありません。

これも解説のとき指摘しました。実は文章中にマークするだけでは足りません。マークして、かつその内容を図や表の中にメモをすることで、情報が一元化されて扱いやすくなるのです。

今回の生徒たちの問題用紙はというと、驚きの白さ。

問題用紙が白いということは、頭の中で考えているのでしょうが、所詮中学生が頭の中で処理できる情報などたかがしれています。私でも予習をするために解く際問題用紙へガッツリ書き込みが必要だというのに、10年早いわ!と言いたくなります。というか実際に言っています。

この点も次回改善されていくことでしょう。

解説を動画で見られるようにしてみた

入試対策はレベル別にクラス分けしていますから、2つのクラスで解説する問題も当然異なります。とはいえ、「もっと難しい問題も分かるようになりたい!」という下位クラスの生徒もいれば、「実はもっと簡単な問題が分かってない」上位クラスの生徒もいるでしょう。

そこで、2つのクラスの解説内容を動画にして後日見られるようにしておきました。私の見立てでは全体の10%くらいしか見る生徒はいないと思いますが、やる気がある生徒が最大限得をするようにしておきたいのです。

普段は公式LINE@を通じて生徒から来た質問に動画で解説を送り返しています。そのためのYoutubeチャンネルがあるので、そこに上げました。普段は1対1の解説を想定しているので非公開の動画なのですが、今回は誰でも見られるように普通に上げておきました。

実は1年以上前からYoutuberやっているのです。ただし質問した生徒しか見ない動画なので再生数は1とかですけど(笑)。

余談ですが、今回の解説動画は実際に使ったPowerPointに合わせてしゃべったのを収録しただけです。このPowerPointの動画機能が非常に優秀で、しゃべっている私の顔も写るのです。実は今回も顔が写ったデータはあるのですが、美観的にカットさせて頂きました。

いつも使っているExplainEverythingというアプリだと自分の顔を撮影できないので、PowerPointも併用してみようかと思います。それにはSurfacePenを買って書き込みできるようにしないといけないので、また出費が増えそうです。

以上余談でした。

もし興味がある人は、動画をペタっと貼っておきますのでどうぞ。深夜のテンションで30分間しゃべり倒していますので、よほど暇な人かウチの生徒専用です。

1週間で10回再生されていたら、生徒たちはとてもやる気だったということでしょうね。果たして。

さて、次の入試対策は2週間後。模試からいかにフィードバックを得て2週間の勉強計画を立てられるか、そこが勝負ですね。