合格おめでとう……卒塾生を送り出す日

ウチの塾は高校部があるため、中3で卒塾という文化はありません。現にこれを書き始めた午後11時過ぎ現在もまだ高校生たちが何人か勉強をしています。

真の意味で卒塾となるのは、高校卒業後の進路が決まったとき。ウチの塾は指定校推薦制度を利用して進学することに特化したシステムなので、この11月末が卒塾のタイミングなのです。
↑といいつつ昨年は一般入試で2名進学していますが。個別指導なので基本的に何でもアリではあります。

今年も2名の高校生を卒塾生として送り出すことができました。

指定校推薦で予定通り合格!

2名とも入学したとき、正確には中3の春休みから指定校推薦を狙って高校生活を過ごしてきました。2人の通塾スタイルは対照的です。

1人は塾に入り浸って勉強するタイプ。高3のときは本当に毎日コツコツ通い詰めていました。部活動があるため来る時間は20時過ぎですが、それから私が帰れというまでこれ幸いと勉強し続けていました。そりゃ学年トップレベルになるわけです。

もう1人はほとんど自宅で勉強するタイプ。映像授業と個別指導を併用して指導しますが、週1回の個別指導のとき以外はほぼ塾に顔を出しません。その代わり、自宅で映像授業を効率よく受講して、結果を出していました。総合で学年トップとは行かないまでも、得意の数学は満点も含め、トップを何度か取りました。

高3になったときにはほぼ勝ち確です。あとはどの大学にしようか、という段階でしたね。

高校が違うので選べる大学のレベルも異なりますが、二人が選んだのは奇しくも同じ学科でした。

一人は明治大学の理工学部へ。この生徒の高校から進学できる大学の最上位に君臨する大学です。どうやら一般受験組で同じところを受験する子がたくさんいるようですが、ほぼ受かることは無いでしょう。受かったとすればかなりレアなケースです。

もう一人は東海大学の工学部へ。東海大学の理系学部はかなり将来有望なため、2択でどちらにするか相談されたとき私が推しました。偏差値で過小評価される部類の学部ですからね。

彼の高校から東海大学を一般受験するのもまた大変。やはり上位層で無ければ合格できない大学です。高校生諸君は大学名をイメージだけで捉えていますが、偏差値50の大学だって中堅の高校から入るのは困難ですよ?そのあたりを勘違いしている人が多い気がします。以前解説した記事がありますので紹介しておきましょう。
これから受験生になる高2生へ~偏差値にダマされてはいけない

短いようで長い6年間

本日卒塾した2人は、いずれも中1春からのおつきあい。6年間もの長い期間、指導してきた訳です。

一番指導したのは中3のときです。実は、高校生になってからはほとんど指導したとは言えません。

それは、中学時代、特に高校受験のときに勉強のやり方を身につけているからです。また、高校生になる前、高校での勉強のやり方を授業で教えました。中学と高校の違いに関して、それぞれの科目の戦略について、あらゆる予備知識を教え込みました。

いったんそれが身についてしまえば、あと私がすべきことは監督です。

もちろん自分で解決できない内容は、じっくり指導して教えます。それでも指導時間の大半は勉強に関するアドバイスでした。彼らはそれをよく実行してくれました。私がイチから内容を指導したのは、数学で言えば三角比の導入、物理で言えば等加速度運動の導入だけで、あとは彼らがほとんど自分で成し得たものです。(こう書くと私が何も教えていなさそうな風に見えますが、実際あまり教えていません/笑)

彼らがすんなり大学合格を勝ち得たのは、彼らの自学力が育っていたからにほかなりません。決して私のおかげでも塾のおかげでもないと思います。強いて言えば、塾が提供した「勉強の場とツール」が良かったくらいでしょう。

続け後輩たちよ

後輩の高校生は今テスト前なので、今日も必死に勉強をしていました。

そんな彼らを見て、先輩2人が異口同音にこうつぶやいていました。

「来年は彼らが受かる番か~」

確かに今日卒塾する彼らも頑張っていましたが、今の後輩たちもまけじと頑張っています。私が「勉強しろ」なんてハッパをかけるまでもなく、自ら動いていますからね。

先輩たちの言葉には、心配する様子は微塵もありませんでした。自分たちがやってきたことが確かな結果を出しているので、後を追う後輩たちもきっと受かるに違いない、そう言っていました。

ま、理系に進む以上は人の心配をしている場合では無いのですけどね。私は彼らに色々アドバイスをしておきましたが、最後にとどめを刺しておきました。

「きっと大変そうだと想像してると思うけど、その150%くらい大変だからね」

苦々しい顔をしていた彼らですが、やはり嬉しそうでもありました。
頑張ってね、G&Tのふたり。