2019夏期特訓のお知らせ

頭の良い子の特徴

私はあまり「地頭」という表現が好きではありません。最近(ここ10年)になって聞くようになった言葉です。初めて見たときは守護と地頭かと思いました。

世間では、勉強の良し悪しとは区別して使われているようで、会話力、思考力や判断力を総合して「地頭」と表現するみたいです。

もっとも、勉強が出来る子(オール4とか中途半端なレベルではなく)で頭が良くない子は見たことがありません。「勉強だけ出来る子」という幻想を作りたくなる気持ちは分からなくはありませんが、ひがみ、やっかみの類いでしょう。勉強が出来るようになるには、自己管理や思考力が必要なわけで、それが可能だということは、やはり頭は良いのでしょう。

さて、入塾以来メキメキと頭角を現している小学生がいます。会話を交わしているだけでも相当の能力を持っているのは感じていましたが、いざ指導をしていくにつれ、新しく学習する内容をすんなりと身につけていきます。システム上小学校の成績にはなかなか反映されないでしょうが、得点力もどんどん伸びているのは間違いありません。

褒めすぎな気がするので、直接本人には言いませんが、なかなか頭の切れる子です。そんなことが垣間見える出来事が、本日の授業だけでも3つほどありました。

参考になるかもしれませんので、紹介しておこうと思います。

効率よい計算手順を積極的に取り入れる

私は算数を指導していますが、学校では習わない効率の良い計算法が多々あります。私はまず必ず普通の計算方法を指導し、その後あえてメリットが明確になるように演出を加えながら効率的な計算方法を指導します。

こういった「ラクな計算方法」に食いつく子は、やはり頭の良い子です。教科書通りの方法と両方マスターするのは余計に頭を使うことです。この頭を使うことを拒否する子は、ラクな計算方法を身につけること無く、学校通りの方法に終始します。

私はそれを強制しません。あくまで選択するのは生徒本人に任せます。最初理解するのに頭を使いますので、そういう意味では初期投資が必要です。その後のメリットを考えたとき、多少負担があっても後でスラスラ解けるようになることを選択することが出来る、そういったところが頭の良さだと思うのです。

少なくとも、小6で2名、小5で1名こういったプラスアルファに食いつく生徒がいます。その他の8割方の子は、その子たちに追いつくのは難しいでしょう。

解答の冊子を分類する

ウチの塾では、テキストの解答の冊子は個人別のファイルに入れて、塾で管理をしています。授業のたびに彼らに配布して、終了のときに回収する形です。

そのファイルには、国語・算数それぞれ2冊ずつあるテキストの解答が詰まっています。答え合わせをするとき、ファイルから適切なワークの答えを取り出してやらなければいけません。

本日の授業中、ふとあることに気がつきました。ファイルの中が科目別にキチンと分類されているじゃないですか。全部で8冊ある冊子が、国語と算数にそれぞれ分けられています。そこで本人に聞いたところ、やはり狙ってやってました。

いわく、「答えを取り出すときに悩みたくないから」だそうです。完全に効率重視ですよね。別に指示してやったわけではなく、完全に自分でそう決めてやっていることです。そういえば、小6でも同じようにファイル管理をしている子が2名います。なるほど……。

解答にペンを挟む

大問が1つ終わるごとに答え合わせをするよう指示してありますので、授業中に答えを開けたり閉じたりを繰り返します。今日ふと見ると、答えを閉じる際に赤ペンをサッと挟んで閉じていました。

目的は言うまでもありませんね。答えの場所を毎回探す手間を省くためです。こちらがアドバイスしてやるのは容易いことですが、それを自発的にやろうという発想が完全に出来る子のそれです。

自ら工夫して効率を重視したり、頭を動かしたり出来る、これが頭の良さを表している特徴かな、と感じました。

成績が良くなるかは勉強次第

では、先ほどから例に挙げていた子が出来る子だったのかというと、いたって普通でした。

それは生活態度だったり、授業中の態度だったり、家庭学習の習慣だったり、様々な要因がまだまだ不足していたからです。

塾に通うようになって、私から何度もこういった注意をされています。今では学校の授業も積極的に受けるようになっているようですし、何より分かるようになっているので活躍したくてしょうがないはずです。この歯車が上手くかみ合うことで、本当の出来る子に変貌をしていくのでしょう。

先々が楽しみです。