2019夏期特訓のお知らせ

中2のご家庭にお手紙を書いてみた

ウチの塾がテスト期間の学習管理に使っているレコーディングノートには、先生のコメント欄があります。中3は次のテストが迫っているので、さっさと書いて返しました。

ただ、そのコメント欄が狭いのです。言いたいことは山ほどあるのに、コメントはたった3行ほどしかありません。生徒はどうだか分かりませんが、保護者の方々は担当している講師からのコメントは興味があるのではないかと思います。これから重要な後期を迎える中2生に対して、3行コメントでは少し物足りません。

そこで、今回は一人一人お手紙を書いてみることにしたのです。

手紙の目的は学習状況の共有

我が子の学習状況を正確に捉えているご家庭なら、多分塾には行かせません。保護者の方がお子さんの学習状況を把握するのはとても難しく、時間的にも困難なのが実情です。

そこで、出来るだけ具体的に生徒の学習状況を家庭に伝えることにしました。せっかく手紙を書くのですから、中途半端なものではもったいない。保護者面談がいらないくらい徹底的に細かく書いてみました。

その結果、全員合計した手紙の文字数が原稿用紙80枚以上に。もはや小説の短編が書けてしまいます。まあ、一人につき1本ずつブログを書くようなものだと思えば……

現在の学習の問題点と原因

まず書いたのは、現在抱えている問題点です。悪いところを列挙するのは簡単ですが、指摘だけして投げっぱなしはよくありません。まず問題点を挙げ、そうなっている原因をあぶり出していくところから始めました。

もちろん全員それぞれ問題点が異なりますので、本当に一人一人の得点やテスト用紙、勉強している様子や性格を思い浮かべながら細かく書きました。

特に多いのが、「テスト勉強をしているはずなのに得点がついてこない」というもの。現象は同じですが、原因はおのおの異なります。やはり一番多いのが、普段の準備不足です。テスト前に何時間勉強しようが、普段から2時間ずつ勉強している子には何日徹夜しようがかないません。以前生徒にはそれを数字にして明示しました。

伸長や改善がみられるポイント

塾に通っているのですから、充分伸びているところ、改善が見られるところがあるのは当たり前です。ところが、なかなかそこは褒めてもらえません。

保護者の方というのは、どうしても悪いところに目が行ってしまいます。これは十分理解できます。子どもとしては、今回○○が5点伸びた!という実績をひっさげて保護者に見せるのですが、返ってくる評価は「まだ△△が伸びてないじゃない!」というもの。正直、それを言ったらいつになっても褒められることは無いことになってしまいます。

良いものは良い、駄目なものは駄目、という是々非々の姿勢が望ましいです。この項目は、なかなか褒めてもらえない生徒に対し、よく頑張っているところを認めてあげる、というものです。良いところはなかなか見えにくいので、保護者の方にもそれは伝えておこうと書きました。

具体的な改善方法

問題点をたくさん挙げたので、1つ1つどのように解決すれば良いかをまとめました。こういってしまっては身もふたもありませんが、そのアドバイス通りやっていれば、こんな手紙はそもそも必要ありませんでした。それは分かっていますが、実行するまで何度でも訴えかけ続けるのが私の仕事です。今回は面談するよりも詳しく文章にまとめましたので、ことあるごとにそれを見せて伝えていくつもりです。

きっと本人たちが一番困っているのが、「問題を解いているのにテストが伸びない」ことでしょう。これも明確な解決方法があります。今回は生徒によって3種類改善方法を書きました。人によって理由が違うからです。

勉強のやり方というテクニカルなものだけでは無く、メンタル的なものも指摘しました。強いて言えば、やる気の管理方法です。やる気に任せて勉強をすると長続きしませんし、スイッチを入れてやる気が全開になるなら楽なもんです。そういえば小田原にあったスイッチを入れる塾がいつの間にか消えていましたが、スイッチが壊れたのでしょうか。

そんな曖昧なものに頼るのではなく、やるべきことを粛々とこなす方が確実な伸びを見せます。普段からインプット・アウトプットする内容をきちんと決めておき、コツコツやるのです。

手紙を渡した翌日、早速生徒から単語勉強についての質問が来ました。まさに今やる気が出てきて本腰を入れたのでしょうね。しかし、これも長続きしないはずです。やる気が出てきたこの瞬間を狙って計画を練り、あとは計画通り、眠かろうがやる気が無かろうがやり続ける。それが次のテストに結果となって返ってくるでしょう。

果たして手紙の効果は

休みの日にも関わらずリアクションがあるくらいですから、響くものはあったのでしょう。幸い、保護者の方は学習に熱心な方が多く、おそらく書いた私でもウンザリしそうな長さのお手紙もじっくり読んで頂けると思います。ぜひ、ことあるごとにその手紙を示し、その通りやってもらえるよう導いて欲しいと思います。私は家に押しかけてまで勉強をしろとは言えませんので、総力戦で次のテストに向けて準備が出来ればこんなに心強いことはありません。

中2生は宿題のやり方を変え、それが意識の高まりにつながっているのを感じます。後期から勝負の時期ですからね。

おのおの、ぬかりなく。