緊張感が無ければ成績なんて伸びやしない

入試に向けて5月からコツコツ進めている理社復習講座。本当に1歩ずつなので、理科はようやく2年化学分野に入りました。中学理科って独立した内容が多いので、中1で散々な出来だったとしても、中2から真面目に頑張ればなんとかなってしまいます。

ただし、化学分野はそうもいきません。中1で物質の基本的な性質を一通り学習し、その知識をベースとして中2の化学変化を習います。ましてや、中3の化学分野は更にその積み重ねですので、もうどうにもならない人が出てくるのです。

指導していると「化学分野が苦手」という声を多く聞きますが、3年間の積み重ねが必要な分野ですから納得です。

復習講座で中2内容の基礎的な入試問題を解説していると、出るわ出るわ全学年の復習内容。当然この復習講座で以前学習済みの内容ですから、確認のためにどんどん指名していきます。ところが、ある生徒が授業進度に支障が出るレベルで全く内容が出てきません。さすがに酷すぎるため、説教開始です。ああ…こうして貴重な時間が削られていくのですね。

授業で教わったことは1度で身につける

授業で習った内容は、必ずそのときに身につけなければいけません。それはごく当たり前のことなのですが、当たり前だと思っている中学生はびっくりするほど少ない。習ったことを覚えたり、解いて確認したり、自分で身につける努力をしなければ授業の意味が全くありません。伸びる生徒は必ずこれが習慣になっています。もはや、当たり前のレベルなのです。

では、大半の中学生はどうでしょう。

授業で習って理解したつもりになっています。ですが、暗記の時間を取ったり演習が中途半端だったりするため、大半の内容を忘れます。忘れてしまったものは、そのうちまた覚え直せばいいとでも思っているのでしょう。もしくは、何も考えていないかもしれません。

「そのうち」なんて無いんですよ。

普通、1つの内容を扱う授業は1度しかありません。次の授業は違う内容を扱います。もし同じ内容がその後の授業に出てくるとしたら、それは「覚えている/解けるようになっているのが前提」で登場するのです。そのとき覚えていない子のためにいちいち復習をしていたら、授業のレベルが下がります。

やらない子に合わせていたら、いつまで経っても誰も伸びません。

本来復習講座自体不要なはず

中1や中2のとき完璧に身につけていたならば、復習講座のような授業は無くてもよいはずです。現実問題として、中1のとき理社を受講していなかった子や、途中から入ってきた子は取りこぼしがあるため、仕方なく開講しているのが正直なところです。

保護者の方からしてみたら、やはり受けさせたくないのが本音だと思います。内容はほぼ全て1度学習した内容、復習なのですから。もちろんそれだけでは無く、中1・2では理解しきれない原理・原則にも触れますし、中3内容と絡めることで更に理解度が上がる内容にも触れます。そういったプラスアルファの要素があるため、受講する価値はあると自負しています。

ですが、肝心な子ども側が気楽に受けていてはお話になりません。復習講座はラストチャンス。ここで取りこぼすことは、入試で取りこぼすのと同じです。もっと危機感を持って受けなければいけませんし、努力をしなければ保護者の方に失礼です。

塾に通っている子はもっと危機感を持とう

塾に通い、先生の指示通り勉強をしていれば、よほど学習に向いていない子で無い限り、必ず成績が上がります。

それでも上がらない場合、先生の指示通りやっていないのが原因です。その最たるものが復習不足でしょう。

これは一般論ですが、塾に行っている生徒は1つ1つの授業を軽視しがちになります。塾の授業では、「どうせあとで学校でやるだろう」と高をくくり、学校の授業では、「どうせもう塾でやったし」と舐めてしまう。二枚舌もいいところです。

本来授業は1回しか無いのです。ある意味塾というのはチート、ズルなんですよね。自分で言うのもアレですけど。

だからこそ、1回しかないという危機感を持って臨めば、それに見合った成果が得られるのです。入試対策や復習講座は後が無いからなおさらですが、それに限らず全ての授業は1回きりです。何度も同じ内容の授業は受けられません(受けたければどうぞビデオを見て下さい)。

以前習ったことを的確に身につけ、先に進む。忘れてしまったら後がないという危機感を持って臨む。その当たり前のことが習慣化すれば、良い成果が臨めると思います。

という説教をしてから授業を再開したため、2問ほど次回にずれ込んでしまいました。
次回は計算ですからね。このようなロスをしている場合では無いので、前回の内容を完璧にして来て下さい。