テキストの解答は渡して良い?上手な解答とのつきあい方【中1生の勉強シリーズ】

自分で問題集を買ったり、学校や塾からテキストをもらったりすると、解答が付いているはずです。

テキストの解答は諸刃の剣。毒にも薬にもなってしまいます。正しく使わないと成績が上がるどころか下がる原因も。

そこで、今回はテキストの解答との上手なつきあい方について語ります。

テキストの解答を渡す・渡さない問題

早速ですが、学校や塾の先生たちが誰しも悩むポイントである「解答を渡す・渡さない問題」に触れておきたいと思います。

結論から言うと、僕は「渡す派」です。理由は簡単で、渡した方が生徒を伸ばせるからですね。渡す派の人は同じ事を言うでしょう。

渡さない派の主張は、「生徒が答えを写してしまうから」が大半だと思います。というか、僕にはそれ以外の合理的な理由が分かりません。

それもあって、ウチの塾では小学生には解答を渡していません。まだ幼い彼らにそこまで期待をしていませんので。

宿題の答え合わせや直しは塾に来てやらせます。ただ、答え合わせの作法だったり、解き直しの徹底だったり、細かいところを目の前でやらせたいんですよね。それも授業の一環。

ただ、中学生には解答を渡しいます。その上で、正しい使い方を根気強く諭していきます。正直メチャクチャ手間と時間と忍耐が必要になるので、解答を塾で管理していた方が楽です。

でも、中学校の間は塾の管理と強制力で何とかなったとしても、その後の大学入試はどうするんでしょう?

高校部まであるウチの塾は、高校入試をゴールとしていません。高校で伸ばすためには自己管理が出来なきゃいけない、だから中学校の間に管理出来るように育てています。

テキストの解答と上手く付き合う方法

勉強のひよっこである中学1年生は、慎重に「解答」を扱わなきゃいけません。使い方を間違えると「解答さん」はとんでもない敵にもなり、うまく付き合うと最強の味方になってくれます。

上手いつきあい方のコツを紹介しましょう。

1.解いている間は見ない

テキストやワークを解いている間、決して解答を見てはいけません。分からない問題があったとしても、ぐっとこらえてください。

勉強は、分からないものを分かるように変えること。

だから、勉強の第1段階は、分からないものを探すことなんです。

ちらっとでも解答を見てしまったら、それはもう自力で解けたとは言えないんです。でも、答え合わせをしてマルだったら「あ、これは出来たからオッケー」ってなりません?

いやいや、全然オッケーじゃないし。

このように、解きながら解答を見てしまうと、本来分かっていない問題が分かっているように勘違いさせられてしまうのです。その瞬間、もうその問題は二度と復習されることなく封印されてしまうでしょう。

2.解き終わったらすぐ答え合わせ

ときどき答え合わせをしないままドンドン解き進める人がいますが、これは大間違い。

たいていの問題集はレベルごとに分かれており、基礎、標準、発展のような順番になっています。このとき、基礎問題を間違えたまま標準問題や発展問題を解いたら、当然間違えます。これでは意味がありません。

だから、解き終わったらすぐに答え合わせをします

特に、解いた記憶があるうちに答え合わせをすれば、間違えた原因が特定しやすくなります。自信があったのか、適当だったのか、記憶が残っている状態で素早く答え合わせをしましょう。

解答を手元に持っていないと、これが不可能になるんですよね。だから僕は解答を持たせたいのです。

3.解説を理解する

分からない問題を分かるようにする第一歩は、解説をじっくりと読むことです。

ただ読んでいてもダメ。自分なりに「なるほど」と納得できるようになるまでがゴールです。

ところが、最初は解説に何が書いてあるのか理解できないかもしれません。塾に行っていた子はともかく、小学生は解説を読む習慣が全くない事がほとんどですので、慣れるまでしかたないでしょう。

解説が理解できなかったら、その解説を持って質問に行ってください。先生はきっとその解説を読み上げてくれることでしょう笑。

実は、それだけで子どもたちは理解できたりするものです。単に耳からの情報に慣れているだけ。文字から情報を読み取ることをやってこなかったからなんです。

そのままではいつになっても自分で勉強を進められませんから、解説を読むことにいち早く慣れなきゃいけませんね。

4.解き直すときも見ない

解説を理解したら、解答は閉じます。

間違えた問題をもう一度自力で解いていきます。これが解き直しです。

「解き直し=解答に書いてある要点をノートにまとめる」みたいに考えている子が多すぎてビックリしますが、ヘタに要点まとめてる時間があったら解いた方が良いです。

当然解答を見ながら解き直しても全く意味がありません

全く意味がありません!!

こういう子に限って、僕らが「自力で解いたの?」とツッコむと「解答を参考にしました!(キリッ」と答えるです。

それ参考じゃない、写しただけって言うんだ。

ちゃんと自力で解けるようになったらクリア。もしそれでも分からなければ、また解説を読み込むところから繰り返しましょう。

答えを写すと100%バレる

テスト勉強で解いているならともかく、宿題として解くときは「答えを写す」子がたくさんいます。

そのまま写したらバレると考えてなのか、わざと間違えてみせるなんて知恵を絞ることも。そんな浅知恵ふるったところで、プロである我々の目は騙せません

見抜き方は生徒にはナイショ。今まで「これ写してるな」と考えたケースでハズレは1回もありません。むしろ気づかなかったら本当にその生徒のこと見てる?というレベル。

言うまでもありませんが、解答を写している限り絶対に成績が伸びることはない。断言できます。

塾に来ていながらそういう行動をしてしまうのは、「楽をしたい欲」が圧倒的に脳内を占めているからでしょう。そういう意識の生徒を諭し、キッチリやらせ、多少なりとも結果を出してあげる。そうすると、「ちゃんとやったら出来るようになる」と自覚をする。

こうして「伸ばしたい欲」が「楽をしたい欲」を上回ったとき、もう宿題を写すことは無くなります。

毎年こうして化ける生徒が出てきます。実際、現在進行形で僕が注目している、グングン実力をつけている生徒がいます。最初は色々とズルをしてたんですが、正直にやるようになってから別人のように力をつけてます。今後が本当に楽しみです。

まとめ

中学生以上は、テキストの解答を手元にある状態でやるべき、僕はこう思っています。

ただ、解答を正しく使わないとビックリするくらい勉強の効果がなくなってしまいますから、この記事を参考にして勉強を進めてほしいですね。