オンライン自習室を3日間開いてみて感じたこと

実は小田原市の塾でオンライン対応をしているところはとても少ないのですが、そんなことを大してアピールすることも無く、淡々と授業を進めて貯金をどんどんしていこうという取り組みをしています。

3月の休校期間にも動画配信をはじめとしたオンライン対応をしていました。そこで感じたのは、生徒にメッセージを伝える機会が少ないこと。そして塾という集団のなせる力が失われていることです。

確かにLINE経由で呼びかけはしていますが、なぜか螢田教室のアカウントは生徒数に対して登録数が倍くらい多いので、ちょっとメッセージを送るとすぐに制限の1000通に達してしまいます。そうそうポンポン気軽に送れないのです。

そして、塾の力が失われること。これは集団の力、場の力のことです。塾というのは自然と勉強のモチベーションが上がる場所です。自習に来れば、同じように自習している生徒から力をもらえます。こういった内からの力に加え、先生の目があるという外からの力もあり、勉強しよう/勉強せざるを得ないという両面からの後押しがあるんです。

動画を配信して、その課題を送ってもらう。それに対して僕が添削をしたり、厳しい言葉をかけたり、モチベーションを高めたりしてはいましたが、それはあくまで1対1。ウチは個別指導ではありません。1対1対応だけではウチの塾である必要性が無いんですよね。

オンライン自習室は「集団の力」がある

今回オンライン自習室を実施したのは、塾による「集団の力」が欲しかったからです。

その目論見通り、初日からオンライン自習室は生徒たちの集中力を予想以上に高めてくれました。

全国には、すでに2月や3月からオンライン自習室を取り入れていた先見的な塾が多数ありました。どの塾も生徒を伸ばすためなら新しい方法を取り入れることに躊躇しない、妥協のない強力な塾ばかり。

悔しいかな、ウチの塾はその時点ですでに後れを取っていたのです。

ただ、僕は4月から学校が再開することはありえないと考えていたので、ずっと水面下で準備を進めていました。学校が休校になったからといって、塾の指導を一切取りやめるという選択肢は毛頭ありません。むしろ、ここで適切な対策を取れたときのメリットたるや、計り知れないのです。

さて、いざ形にするにあたり、マニュアルが必要でした。ITスキルは個人差が大きいので、たとえ本人がスマホを持っているとしても、どうせ大した使い方をしていない子がほとんどでしょう(偏見)から、誰でも分かるレベルにしなければいけません。

そんなとき、ITスキルに定評があり、AppleTeacherでもある藤沢の勉強犬先生から貴重な資料を分けて頂き、盛大にパクって参考にしてマニュアルを作りました。

こうして実現したオンライン自習室ですが、素晴らしいの一言に尽きます。

スマートフォンから参加すると一体感は薄い

さて、僕が見ている画面はこんな感じです。

ある日の昼下がり

みんながコレを見ながら勉強するのがベストです。ふと目を上げれば仲間たちがみんな頑張っている。この刺激があるのとないのとでは全然違ってくるでしょう。

ところが、スマホで参加するとこの一覧画面が見えません。iPadならみんなの様子が一覧で見られて楽しいんですけどね。

なんとか雰囲気を体感してもらおうと思って、スクリーンショットを共有してみんなに見せたりしていましたが、やはり動いてないと臨場感がないですよね。

幸い僕は2つZOOMのアカウントがあるので、今スマホの別アカウントで試してみました。そしたら何のことはない、ちょっと画面をスワイプすれば他の子の様子が見られるじゃないですか。早速みんなにシェアしましょう。

休校時期は、動画と課題と質問の対応でむしろいつもより忙しい日々になります。その上でさらにオンライン自習室を立ち上げたので、なかなかハリのある業務になっています。

それでもやった理由。それは初日に頂いた保護者の方のコメントが全てです。

「勉強の場を作ってくれてありがとうございました」

毎日同じ時間に机に向かう、その習慣を作るオンライン自習室の効果は長く続くほど明らかになるでしょう。