入試までラスト1週間で人生自己ベストの勉強を

神奈川県公立高校入試まであと1週間を切りました。ゴールが見えてくるととたんに気が緩む受検生が後を絶たない、そんな時期。

ラスト1週間というタイミングで、ウチの受検生たちは「人生で自己ベストの勉強をしなさい」と檄を飛ばしました。

わかりやすく言えば、勉強のペースをさらに上げろ、ということです。

「え?残り1週間でそんなに根を詰めたら体調崩しちゃうんじゃない?」なんて考えた受検生やその保護者の方、それは甘過ぎだと思いますよ。

まず、神奈川県の公立高校入試は短期決戦です。実質3ヶ月、12週間の戦いなんです。残り1週間は入試勉強の1/12もあるんです。理科だったら1つの分野を仕上げられるじゃないですか。

つまり、たった1週間といって高をくくっていると、鬼気迫るテンションで勉強しているライバルに交わされる可能性がある、ということ。ゴール直前でペースを緩めるなんて、ウサイン・ボルト以外には許されません。まあ、あれだけぶっちぎってれば楽勝なんでしょうけど。

そして、このタイミングでさらに勉強のペースを上げるのは、高校に入学した直後から上位を突っ走るためでもあります。

僕は生徒が合格さえしてくれれば良いなんて露ほども思っていませんし、高校でも上位に食い込み、大学の指定校推薦をつかみ取って欲しいと考えています。それは自分が出来なかったことだから。その後悔から来る信念です。

確かに体調管理は大事ですね。この1週間でインフルエンザにでもかかろうもんなら、学習面はともかく精神面で大きなショックを受けます。だから夜中遅くまで勉強をするのはダメ。

でも、冷静に1日を振り返ってみれば、勉強が出来る隙間はいくらでもあるはず。特に学校にいる時間はスキマだらけなんですよ。

残念なことに、入試まで1週間という切羽詰まった時期であるにもかかわらず、学校の空気感は劣悪そのものと言わざるをえません。

これは県西地域特有だと思いますが、偏差値50を切る学校の大部分が定員割れを起こしているため、すでに勉強をやめてしまった子がかなりの割合で存在しているからです。

この雰囲気に流されてしまってはいけない、だからこそのペースアップなのです。周囲の雑音から距離を置き、高校入試のその先へと視点を定めましょう。

かつて入試の前日22:00すぎにLINEで質問をしてきた生徒がいました。志望校の倍率も低くはない、模試の点数もかなりギリギリ、内申もやや不足気味、非常に切迫した状態で迎える明日の入試に向け、1問でも出来る問題を増やしたい、そんな気持ちが感じられました。

早く寝ろという言葉を飲み込み、彼の気が収まるまで入念に質問対応をしました。彼はありがとうございますというメッセージを残し、再び自分の勉強に沈んでいきました。私の直感で、すぐに寝るわけはないな、と感じました。実際寝てなかったみたいです。

それを推奨するわけではないですよ?でも、その熱意、執念、ひたむきさが実り、逆転合格を勝ち取りました。

そして、それだけの勢いを得て合格した子は、たとえギリギリで入ったとしても、高校でどんどん伸びていきます。まさに今年、彼は高校内で最上位の成績を武器にGMARCHの一角を指定校推薦で勝ち取ったのですから。僕から見ても尊敬に値します。

すごいわ、マジで。

受検生たち、ここからの数日間が勝負だよ。

親が止めにかかるくらい、迫力のある勉強をしてみようよ。

大丈夫、それだけ張り詰めているならそうそう崩したりはしない。入試が終わった後で熱を出すかもしれないけどね。

そんな呼びかけに応えて、今日も受検生たちは塾で自学をしています。テスト前の後輩たちも、テストまでまだ1ヶ月ある高校生たちも加わって、緊張感のある場になっている。

今年もこの雰囲気を感じる箏ができる喜び、塾をやってて良かったと思えるひとときですね。

ま、ひたってる場合じゃないですね。僕も最後まで頑張りましょう。