テストで伸びていく子は数字に執着する

こんな職業をやっているからだと思いますが、私は今まで節目節目に受けてきた試験の結果をけっこう覚えています。

小学生のときのテストは全く覚えていません。今考えると競争がなくて面白くなかったんでしょう。でも、中学生からは数字に敏感だったので、結構覚えています。

30年も前の話になりますが、中2で受けたア・テストの結果も記憶していますし、高校入試はもちろん、模試の偏差値まで覚えています。よほど嬉しかったんでしょうね。

そして、もちろんセンター試験の結果も覚えています。普通に当時の記憶も鮮明にありますしね。

別に自慢話をしたいわけじゃありません。センターはずっこけたので自慢できる点数でもないですし。

数字に執着する子は伸びる

伸ばす意識が強烈に強い子は、自分のテスト結果を記憶しています。自分の点数だけに収まらず、平均点は何点だったか、平均からどのくらい上だったのか、前回から何点上がったか、これらをキチンと把握しているのです。

これについては、ほとんど例外は見たことありません。

なぜ覚えているのかといえば、詳細な自己分析をしているからでしょう。

昨日成績についてある生徒Kくんと会話をしていました。彼はここ最近誰もが認めるレベルで努力をしていますし、それを隠そうともせず堂々と頑張っているという中学生にしては珍しいタイプ。

話題は次回の目標の話でしたが、Kくんの話している内容が細かいこと細かいこと。ほぼ全ての科目の評定を覚えており、どの科目のどの観点が今何点で、今回のテストでその観点の評価がいくつになったから、次回のテストで何を頑張ればいいか、という説明をスラスラとしていくのです。

たいていの子は5段階の評定は覚えているものの、その細かい評価までは分からない子がほとんど。本当に成績を上げたいと思っているなら、その程度の認識じゃ甘いということです。

覚えているもう1つの理由は「プライド」。

できる子は本質的に負けず嫌いな性格をしている子ばかりですからね、良い点でも悪い点でも強烈にこだわるんです。それがモチベーションになり、次のテストへと向かいます。

数字に無頓着な子は伸びにくい

じゃあ、自分の点数や成績を全然覚えていない子はどうなのかというと、恐ろしいことに結構存在します。前回のテストはともかく、今回のテストの点すらあいまいだったりしたら、かなり危険です。

これもほぼ例外なく、伸びません。

自分の点数を把握していないということは、自分の課題から完全に目を背けていることにほかなりません。そんな状態では次のテストに向けて手を打つことができるでしょうか?

自分の得点も覚えていないのですから、当然平均点なんか覚えているわけもありませんね。平均点なんか気にならないくらいぶっちぎっているならともかく、平均点と大接戦をしているような子に限って得点を把握していないんだから、困ったものです。

数字へのこだわりは努力の重み

テストに向けて努力する。誰かが遊んでいるその瞬間、遊びたい気持ちをこらえ、机に向かう。

こうして積み重ねてきた勉強の時間と量に自信を持っているからこそ、テスト前はいつも以上に緊張しますし、その結果である点数が自分の脳裏に刻み込まれるのです。

何も特別な努力をしていないとしたら、自分の結果であってもこだわりが生まれません。なんとなく成り行きで取れてしまった得点、その扱いはとても軽いものです。テスト前に「明日がテストって感じしないんだけど~」なんて言っている子がこのタイプです。

少なくとも塾に行っているなら、テストの点を上げたくて通っているはず。自分の点数にこだわりを持って欲しいですね。

たまには短めで。