授業中のふとした仕草に表れるアンテナの鋭さ

授業中のアンテナの張り方は個人差が大きく、当然のことながら同じ授業を受けていても吸収出来る量が全く違います。

先日、そんなアンテナの鋭い生徒がいましてね。ちょっと紹介して下級生たちにもマネしてもらおうかなと思います。

その生徒は中3生。授業中に話を聞きながら板書を取っています。話を聞き逃さないように集中しながら板書を取るのもさりげなく難しいことなんですけどね。

さて、私が赤文字で板書をすると、その子は赤ペンで写しています。
次に私が青文字を書き始めたときには、その子はもう青ペンを持って待ち構えていたのです。

普通じゃん?と思いましたか?そんな芸当は中1生はともかく中2生ですらマネ出来ないんですよ。

その生徒が何をしていたか、ちょっと細かく分析してみましょう。

まずウチの黒板は黒くありません。電子黒板です。

電子黒板はボードの右すみにあるツールバーを使って色を自由に切り替えることが出来ます。赤ペンなら赤をタップ、青ペンなら青をタップ、という操作をするのです。

電子黒板

右側のツールバーで操作します

実はその子、私がツールバーの「青ペン」をタップするのを見て、「次に青文字を書くのだろう」と判断し、先回りをして青ペンに持ち替えていたのです。

つまり、その子は板書だけでなく、私の仕草まで見ていたことになります。ちょっと恥ずかしい(笑)。

普通なら私が青い字を書き始めたのを確認してから青いペンに持ち替えるでしょう。たぶんこの場合、私のことはほとんど見ておらず、書いてある文字に意識が集中しているはずです。

するとどうなるか。

話している人を見ていないので、話の内容が完全には入ってきません。

先ほどの生徒は基本的に私を中心に見ているため、話の内容をメインにとらえ、板書は作業として写しているのでしょう。

話の内容と板書の内容、重要なのは話の内容です。話の内容はその場限りなのに対して、板書の内容は後からでも繰り返して見ることができる、その差なのです。

ちなみにこの生徒ですが、本人にあまり自覚はなかったそうで、感覚的にやっているとのこと。入塾して半年ほどですが、テストのたびに確実に得点を伸ばしていくことが出来ている要因の1つがこのアンテナの鋭さではないでしょうか。

一朝一夕でマネが出来るとは思いませんが、ぜひ後輩たちにも伝えてあげたいと思います。