指定校推薦はお手軽でも簡単でもない努力の賜

高校生の指定校推薦戦線が一段落付きました。
この時期は結果が気になってヒヤヒヤする一方で、制度上直前になって出来ることはほとんどゼロなので、余計に落ち着かなくて困ります。

今年私が担当している高3生は2名。
現時点で2人とも指定校推薦の校内選抜は通過していますので、あとは本番の試験に向けて気持ちを整え、準備を整えていくだけです。

校内選抜を通過してしまえば実質合格はほぼ確実です。
少なくとも私が過去に指導した生徒の合格率は100%ですから、やるべきときにやるべきことをするだけ。
しかも指定校推薦を取れる生徒なら、そんなこと言わなくてもキチンとやりますからね。

指定校推薦は高1が勝負です

ご存じの通り、指定校推薦は高1から高3夏までの全教科の成績を平均した「評定平均」の勝負
もっと言ってしまえば、科目数が多く格差の付きやすい高1が勝負なので、実はもう2年前に勢力図はある程度分かってしまう恐ろしい制度でもあります。

中学生気分で高校に臨むと痛い目を見ます。
というのも、神奈川県の公立高校入試は中2の成績から入試に使われますから、中1はある意味練習期間と割り切ることができます。

一方、高校の指定校推薦は、それこそ第1回目の右も左も分からない状態のテストから全て評価に入ります。
最初のテストでつまずいてしまったらその時点で黄色信号が点灯、というシビアな制度なんですよ。

高校によって違いますが、テストが年間5回あるとしましょう。

実際に指定校推薦に使われる成績は、高1の学年末の成績です。
これがどう決まるかというと、3学期に頑張った成果じゃないんですよね。
あくまで「年間」の成績ですから、イメージとしては5回分のテストの平均で決まる、くらいに考えておくのが正解です。

仮に平均点が常に70点だとします。
最初のテストで50点というコケ方をしてしまうと、その後のテストを全て10点ずつ伸ばしていって、最終的に5回目のテストで90点を取ったとしても、結局5回の平均は70点。
最後のテストの90点がイメージとして強くあるので、もしかしたら「5」が取れるかも!?なんて期待したくなりますよね。

期待に反して年間の成績は十中八九「4」
だって1年間トータルすればザ・平均ですから。

だから、徐々に頑張るのではなく、最初にとことん突き詰めて頑張ってしまった方が指定校推薦争いを有利に進めることができます。

ここまで読んで「そもそも指定校推薦って何よ?」と思われる方は、塾の公式サイトに解説記事を書いていますのでぜひご覧下さい。

参考 サルには無理でも高校生なら理解できる!指定校推薦丸わかりエコール学院公式サイト

指定校推薦について知った上で高校へ進もう

ウチの高3生たちは、中3の段階で指定校推薦制度について充分な知識を得ていました。
それこそ高校入試が終わるやいなや、高校とはどのようなものか、大学進学はどのような方法があるか、そういった知識をたたき込まれているのです。

その上で高校部に在籍し、指定校推薦を目指して頑張っているのです。

私立大学の受験事情は、ここ数年で劇的に変化しました。
もはや受験情報に敏感ではない保護者の方だと、致命的な誤解をしてしまうレベルに。

どのような状況なのかはこの記事が参考になるのではないでしょうか。

指定校推薦が激戦に?神奈川県西の公立高校大学入試結果を全力で読み解く

ここまで一般入試が厳しくなってくると、高校選びの段階で指定校推薦を視野に入れることも考えなくてはいけませんよね。
今までのように高校へ入学してから指定校推薦を知り、そこからおぼろげに頑張り始めるのでは遅いですよね。

高校入試後の春休みも油断すること無く学力をキープし、高1の最初からスタートダッシュを切る。
指定校推薦を狙うならば、これがマストになってくるでしょう。

中学生たちは高校生たちの背中から学ぼう

ウチの高校生たちは、手前味噌ながらよく勉強します。

高校部については、私は完全にサポートしかしていません。
恐らく問題の解説より、将来に関すること、受験に関すること、その他もろもろの雑談の方が何倍も多く時間を割いているかもしれません(絶対そう)。
授業が終わってからたくさん話しましたね。

だから、ほとんどは彼ら自身の努力の成果です。
入学から約2年半、たゆまぬ努力を続けて来たからこそ得られた大きな結果です。

彼らと比較すれば、中学部の生徒たちの努力はまだまだお子様レベルと言っても過言ではありません。
我々に管理された状態での頑張りと、自主的な意識の力による頑張りの差です。

昨年は高3生がいませんでしたが、一昨年の生徒は指定校推薦でGMARCHの一角である明治大学、そして地元で大人気の東海大学に進学しました。
今年も決定はまだ先の事ですが、同等以上の進学結果になりそうです。

そして高校部の後輩たちも頑張っていますので、ぜひ先輩たちに続いて欲しいですね。