2019夏期特訓のお知らせ

テストを通じて自分の能力を客観的に知る

GWは完全休業していたブログですが、きちんと再開していきます。

連休中に塾ブログ界の大物、國立先生のTwitterでこのブログの記事を取り上げて頂いたんですよね。

そうしたらその日「だけ」アクセスが跳ねました。さすがは大御所、影響力パねぇ。

私TwitterやってないんでDMとかでお礼も言えません。始めようかと思いますが怖いんですよね、あの世界。

さて、本題です。

GW前に小中学生を対象に達成度確認テストを行いました。

そのテストの結果を受けて、中学生の数学について公式サイトのブログにこんな記事を書きました。

参考 4月のテストが出来なかった数学の苦手な子へアドバイスエコール学院公式サイト

こちらのブログは個人ブログなので、もう少し突っ込んだ内容をまとめましょう。

自分の能力を客観的に知ろう

こういった達成度をはかるテストは、自分の能力を知るチャンスでもあります。点数に一喜一憂するだけではもったいないですからね。

先ほど紹介したブログでは、「4月のテストで低い子は数学が苦手」と結論付けました。応用問題がほとんどない、計算ばかりのテストなので、苦手ではないいわゆる「普通の子」はある程度の得点(30点前後)は最低でも取れるからです。

科目の垣根を越えて、どのような能力が足りなかったのかをざっくりまとめてみます。

準備が出来ない

事前に「春期講習から4月にかけて学習した内容」を出すことは全員に告知してありました。もちろんそれだけではテストにならないので、2~4割くらいは前の学年の内容を出してますけどね。少なくとも習ったばかりの内容が6割はあるんです。

さっき「普通の子」は30点前後取れると書いたのはそれが理由。50点の6割は30点です。習ったばかりの事だけ出来ればそのラインに到達するんです。

そこに満たないとなれば、明らかに準備不足です。たった1ヶ月分の範囲だから事前に数日間復習してテストに臨めば結果は如実に出ます。

だから、このテストで準備不足になってしまったのはかなりの危険信号なのです。

さて、中学生は誰一人休まなかったので全員GW前に受験しましたが、小学生は半分くらいが様々な事情で欠席しました。こう考えると小学生は忙しいですね。それとも勉強より優先するものが多いと言うことでしょうか。

ちなみに欠席した生徒は10日間ほど遅れて同じテストを受けるわけです。

これを有利と捉えるか、不利と捉えるか。私は不利だと考えています。なぜなら準備不足の生徒が多いから。

10日間勉強する時間が増えたわけで、普通ならどう考えても有利なはず。ところが準備不足な生徒の場合、10日分多く忘れてしまうんですよね。つまり、遅く受ければ受けるほど不利なわけ。

今週で欠席組が受験し終わるので、平均点を比較してみたら私の予想が正しいかどうか分かると思います。

暗記が苦手

中1の英語で特に顕著だったのが、文法の穴埋め問題はほぼパーフェクトなのに、単語を各問題がほぼ全滅という生徒がいたこと。それも1人ではありません。

これは間違いなく「暗記が苦手」な子。

しかし、それは記憶力が弱いというより、暗記に取り組むのが苦手と言った方が良いかもしれません。

記憶力の善し悪しに個人差はあります。能力差があるのは当然ですが、一方で経験の差も大きいでしょう。小学生のうちから何かを覚える練習をこなしてきた子に一日の長があります。小学生が覚えるものと言えばだいたいは漢字ですね。

では、その漢字の勉強をするとき、どういうやり方をしていたでしょうか。

何度も書くのは誰もがやると思いますが、その後にキチンと自分でテストをして確かめる事が大事なんですね。ちょうど今日もそんな話を小3生にしましたが、一般的ではありません。要はそこまでやってる子は少ないという子です。

何でやらないかというと、そんなやり方を教わっていないからに尽きるでしょう。学校の先生が指示しないですからね、普及しないのも無理ありません。

この調子で小学校を過ごしてきた子がいきなり中学校で大量の暗記を課されるとどうなるか。ひとまず練習はするけどチェックをしないので、ぜんぜん暗記しきれない状態でテストに臨むことになります。そりゃテストで結果が出ないはずです。

チェックを欠かさず行い、全部覚えきるまで暗記に取り組むようになれば、どんどん能力は改善していきますよ。

ルールの定着が苦手

小学校のうちに算数が苦手だった子はたくさんいると思いますが、それって計算は出来るけどそれ以外が出来ないってパターンがほとんどです。

「計算は出来るけど」というハードルは半ば無理矢理越えさせられるんです。そう、大量の問題演習によって。

算数の計算問題で肝心なのは、「ルールを守ること」です。小5で習う小数の計算などが分かりやすいでしょう。小数点を付ける位置を決めるルールがあり、従わないと絶対に正解しませんからね。

ルールを身につけるには、正直言って暗記以上に大量の演習が必要なんです。いちいち解いているときにルールを考えながらやっていたら時間がいくらあっても足りませんので、体に染みこませないといけません。

スポーツにしたって、ルールを毎度毎度考えながらやってる人なんていませんしね。

なぜ計算問題以外はできない子が増えるかと言えば、計算問題ほど多く演習をしていないからです。

そして、中学校へ上がって数学に進化すると、計算のルールが激増します。また、他の科目でも文法などのルールが登場してきます。これらを身につけ使いこなすには、まとまった量の演習が必要です。それを避けている子から数学が出来なくなっていくんです。

よほど数的感覚が無い子以外は、積み重ねた量の差がそのまま力の差になります。

ただ、いつまでも大量の演習が必要になるわけではありません。英語や数学のような積み重ね型の科目は、下地があれば理解も定着も早くなるもの。一番大変なのは中1の最初の「正負の数」や「文字式」のような新しい概念を習うときです。まさに今が頑張りどころということですね。

問題を読むのが苦手

テストで答え方を間違えてしまう人は、明らかに問題文を読んでないのでしょう。

保護者の方から見ると「もしかしてこの子は読解力が無いのではないか?」と考えがちですが、何のことはない、ただ読んでいないだけであることがほとんどです。ご安心を。

学力レベルに関係なく問題を読まない子は一定数おり、高学力層の子でも油断なのか慢心なのか自信過剰なのか、問題を読み飛ばします。何をかくそう私もその一味だった過去が。

一度こっぴどく痛い目を見ると悪い癖が直ったりします。

いつまでもケアレスミスなんて言って甘えていると、ずっと治りません。自分の悪い癖をキチンと自覚をして、改善に心がけましょう。

ウチの教室にもいますね、この悪癖のせいで今回満点を逃した子が……

まとめ

私は同じ学力レベルの人たちの中で、記憶力に難があるを自覚していました。最終的に覚えられるようになるのは分かっていましたが、そこまでに必要な手間と時間が段違いに多かったのです。

一方、理解さえすればルールを身につけるのは苦労しない能力があるのも分かっていました。

このように自分の能力を客観的に捉えていたので、それに対処をすることが出来たのです。

英単語を覚えるために音読をたくさんしました。ある程度の量反復して書きました。それでも足りないと分かると今度は大量に問題を解いていく中で覚える方向へシフトしました。こうして英語が苦手にならずに済んだのです(中学では。高校でどうなったのか知りたい方はこちらを)。

自分の長けた能力と足りない能力を自覚すると、適切な勉強方法を選ぶことが出来る。なかなか個人レベルでは難しいので、そこを塾がサポートすることで対策がしやすくなります。

今回の達成度確認テスト結果を受けて、より細かく対処方法を各生徒に伝えていきます。もう中3生には授業時に伝えたので、ここから中1や中2にも順次アドバイスをしていきましょう。

中には授業日以外も通塾して課題をこなしてもらう生徒も出てくるでしょう。

春は行事も多くて忙しく感じますが、実は授業進度が緩いので弱点補強のチャンスなんです。

何より積み上げ型の科目では最初が肝心ですからね、ひとまず1ヶ月、ガッツで乗り切った先にある高得点というご褒美を信じて頑張りましょうね。