2019年度高校入試結果 近年希に見る厳しい戦いの末

2019年度の公立高校入試の発表が27日に行われて数日、正直言って延々と考え、悩み続けていました。ブログを書く気にもならず、自分の落としどころを模索する日々でした。

重い出だしでスミマセン。

今年度の入試、生徒たちではなく、私個人の感触で言えば大変心苦しい結果に終わりました。一方、合否だけを見れば極めて生徒たちの頑張りの光った結果と言えると思います。

では、2019年度進学先です。

西湘,足柄,秦野曽屋,小田原東,秦野総合,相洋,立花学園

残念ながら全員が第一志望合格とはならず、悔しい思いをさせてしまった生徒が1名います。建前を言えば併願先の私立高校も合格には変わりありませんが、そんな綺麗事は置いておきます。全員第一志望校合格をさせてやれなかったのはいかなる生徒、いかなる状況であっても教室の責任者である私の責任です。

そんな自責の念が多少落ち着いてきたところでブログを書き始めました。それを書くのも私の責任だからです。

では、今年の入試を振り返ってみます。

内申の足りない戦いに挑んだ2019年入試

昨年の入試結果報告の記事を読み直してみました。完全な無風入試だったためか、アホみたいにウッキウキで書いていますね。

2018年度高校入試結果 生徒の頑張りのおかげで全員合格を達成!

実はそのときから予測はしていました。そう、次の年は厳しい戦いになると。

何だかんだで高校入試は内申点勝負な側面があります。特に県西学区はトップである小田原高校ですら内申重視の配点ですから、学校の通知表を稼ぐのは入試に向けて必須なのです。

ところが、今年の中3生は総じて内申点を稼ぐのが下手でした。メンバーの顔を思い返してみると、先生ウケが良い生徒は……たった1名。一見授業や提出物に対して前向きなように見えても、先生に対するリスペクトが不足しており、それが透けて見える生徒が2名。頑張りが地味すぎてアピールの無い生徒が2名。そして、明らかに先生に対して礼を欠く生徒が2名。これで全員です。ダメだこりゃ。

結論から言うと、内申が充分その志望校にふさわしい状態で受験した生徒は、先生ウケの良い生徒1名だけでした。私学専願の生徒を除くと、ほとんどの生徒が1ランク下の高校の内申点で挑んでいる状態です。ちなみに、3名はどうあがいても第2次選考でしか合格ラインに乗らない状況です。

ちなみに内申点の稼げない生徒に共通する特徴は、実技科目の成績が低いことです。5科目は塾のサポートでなんとでもなりますが、実技科目はテストだけでどうこうなるものではありません。確かに夏休みの課題などは手伝ってあげることができましたが(というか3名分くらいはほぼ私が作ったような……笑)、授業中にナメくさった態度を取っていたら成績を稼ぐことなど出来ません。

まあ、それも結局は私の責任です。もちろん学校でどのように振る舞うべきか、指導はしています。その通り実行するのを徹底できなかったところがまだまだ力量不足を感じます。後輩たちにはその反省を活かし、より徹底した指導が必要ですね。

そういえば第2次選考って何?って方もいますよね。まだこのブログで触れたことが無かったので、書きましょう。今すぐ知りたい人は、他サイトですがこの記事を見ると幸せになれると思います。

下克上を果たせた要因

内申が足りない状況ということは、当日の点数に全てがかかってくると言うことです。このプレッシャーは、受験を初めて経験する中学生にとって、かなり厳しいものがあります。

そんな中、悲壮感漂うことなく受験期間が進んでいったのは良かったと思います。むしろもう少し危機感があっても良いのではないかと危惧してしまう生徒もいましたが、受験間近のプレッシャーで大スランプに陥ることもなく、全員が前向きに取り組んでいたのを感じます。

内申が全然足りなくても、その学校へ行きたいというこだわり、それがモチベーションになったのは間違いありません。結果としてほとんどの生徒が第1志望を貫いたことが逆に勝因になったのでは無いでしょうか。

そう、実は内申の成績状況から考えると、ほぼ全員失敗してもおかしくありませんでした。おかげで私としては大変胃の痛い時期でした。大きな勝負に挑んだ彼らがここまで合格を勝ち取れたのは、彼ら自身にも大きな自信になったに違いありません。

また、残念な結果になってしまった子も、受験に対しては信念があり、決して志望校を変えようとはしなかったのです。模試の時点での自己ベストを出せていれば合格圏内に充分入ることができた、その点数まで伸びていったのは確かです。願わくば、もう少し早い状況でその段階まで伸ばしてあげられていれば、合格へのあと数点が取れたのでしょう。

残された課題

望外な結果を得られたのは確かですが、そもそも内申点の足りない戦いを挑まざるを得なくなったのは本意ではありません。後輩たちにはもう少し内申も意識した学校生活を送らせなければいけませんね。

そして、進路指導も課題が残りました。これは組織上の都合ですが、私は進路指導を担当する権限がありません。それが出願状況に与える影響は明らかですので、何か対策を練らなければならないと考えています。

生徒たちは意識していませんでしたが、今年の中3生は教室がオープンしてから10回目の受検、すなわち10期生でした。ここ10年間での合格率は95%を超えていますが、それに甘んじてはいけませんね。

こんな小さい塾ですから、生徒たちにしてやれることは大きな塾より多いはずです。キャリアにあぐらをかかず、塾や私もより進化して合格を勝ち取りにいきましょう。

まとめ

今年の中3生、実は第1志望校の平均レベルが過去で最も高かったんですよね。トップ校を志望している生徒はいませんが、当初全員が足柄高校以上を志望していました。下限が高かったということです。最終的に出願先を変えた子はいましたが、志願変更はなし。初志貫徹した生徒率も高かったですね。

でも、入塾してきたときの成績は、どの子も凄まじいものがありました(悪い意味で)。そこから考えると、よくぞここまで努力をして伸びてきたなと思います。成績も得点も別人レベルの生徒が何人もいますし。まあ、それでこそ塾です。

今の後輩たちを見ていると、今後も徐々に志望校の平均レベルが上がっていくと感じています。どんな子であれ、塾として預かった以上は努力をした先に足柄高校レベルを志望校として見せてあげたい。それが目下の課題であり、目標です。

せっかく合格を勝ち取ったなら、きちんと先を見て対策をして欲しいですね。私からはそれが出来るだけの情報はタップリ伝えています。また、今回悔しい思いをした子は、3年後が勝負です。正直公立高校組より伸びる可能性は圧倒的に高いですので、容易に逆転可能です。

大事なのは高校のその先です。それを忘れずにここからの3年間、頑張って欲しいと思います。そして、それを私たちと共に学んでいこうという子たちは、これからもよろしくね。

きっとトップクラスを取らせてあげるから。