公立高校入試前夜

毎年思うのですが、入試対策が始まるときは「今年も長くプレッシャーのかかる戦いが始まるなぁ」と感じるものですが、いざ入試前日を迎えてみると何だか呆気ないような気がします。

前日で落ち着かないので、たまにはまとまりのないブログを綴ってみます。

昨年は合格ラインに対して全員が余裕なレベルで当日を迎えましたが、今年はギリギリのラインを最後の最後まで争っている生徒が何人かいる状態です。これに関しては、ただただ私の力不足を感じます。

今私の目の前の自習ブースで数人の中3生がいつも通り自習をしています。彼らが受検生といえる状態になってからは当たり前のように見られる光景になりました。きっといつも通り自習をして、いつも通り質問をして、いつも通り帰ることでしょう。

前日を特別な事とせずに、明日の本番を迎えるのでしょう。

目の前の彼らはもう充分に合格ラインに達しています。入試の勉強をするのが当たり前になっているからこそ、持ち得た力です。逆に、今日はもう勉強を切り上げて、ゆったり明日に備えようと考えている子こそ、合格ラインギリギリを競っているのだと思います。

私が2教室を行ったり来たりしていることもあり、毎週末教室を開放してあげることは出来ません。土曜日は螢田教室を開放したり、日曜日はもう1つの教室を解放したり、ある程度交互に教室を使えるようにしていたわけです。

でも、毎回他の教室まで勉強場所を求めて足を運ぶ生徒が何名もいました。朝から昼過ぎまでは片方の教室を開けてやり、その後もう1つの教室を夜まで開けてやるなんて日もありましたが、私が移動するところいつも一緒に移動して勉強していたガッツのある生徒もいました。

模試の得点推移は、見事にその成果が反映されました。

別に勉強場所なんてどこでも良いんです。自宅で誰よりも集中して大量の演習を積めたなら当然鋭い伸びを見せることが出来ます。

でも、自律が未熟な中学生の場合、何だかんだ言って足しげく塾に通い続けた生徒が結果を出しているのは明らか。これを見ている後輩たち、よく頭に入れておこうね。

そんな公立受検生たちも、いよいよ明日学力検査を迎えます。

先に決まっているはずの私立組は開放感にあふれているはずですが、普通に昨日も自習に来ていました。自分のためが半分、残された公立組の応援半分だと思います。自分が浮かれることで他の生徒への水を差すのを嫌ったのでしょう。あまり深遠な考えは無いのかもしれませんし、単に勉強するのにハマって楽しくやっているだけなのかもしれませんけどね(そのセンが濃厚です)。

おかげで緊張感が保たれたまま、昨日も自習が進みました。ちなみに今日も来ています。偉すぎだろ。

さて、神奈川の公立入試は毎年変化を繰り返してここまで難しくなってきました。

模試で色々なパターンの出題形式に触れました。でも、そんな積み重ねたパターンを平気でちゃぶ台返ししてくるのが入試というヤツです。英語がいきなり長文スタートになっていても文句は言えません(嫌がらせか)。数学の証明が再び完全証明になる可能性だってゼロではないでしょう。

そんなとき、受検生はどのようにしたら良いでしょうか。

「どうせ周りもみんな戸惑っている」

これが正解です。何しろみんな同じ問題を受けているのですから、驚いているのは自分だけじゃない。みんな驚いています。突然難しくなったとしたら、周りもみんな出来ていません。だって、みんな同レベルだから同じ高校を受けているのです。突然難しくなったら、昨年度の社会のように平均点が急落します。赤信号、みんなで渡ればみんな轢かれるんです。

そんなハプニングも含めて入試です。なかなか得がたい経験ですから、精一杯頑張って、精一杯楽しんできて欲しいですね。

明日は受検生にとってもの凄く重要な日です。その一方で、さっき小5男子Kに「明日何があるか知ってる?」と聞いたら「明日はバレンタインだろ?」と言っていました。入試なんかどこふく風です。世間一般からみたらそんなもの。だから、必要以上に気負う必要はありませんし、実際たいして緊張もしません。

せっかく志望校に足を運ぶのですから、自分がここまで目指してきた高校を目の前にしてワクワクして欲しいです。武者震いがするかもしれません。毎日そこに通うことが出来るようになることをイメージして受検の1日を全力で楽しみましょう。

願わくば、そこが彼らの母校になりますように。