朝型信仰にダマされない!受験に向けた正しい朝型の作り方

受験生は朝型にしなければならない?

先日ある受験生と本番直前の生活について話をしていたんです。受験生と言っても大学受験。プレッシャーも時間の使い方も高校受験の日ではありませんから、生活面でもナーバスになりやすい時期です。

まして全国最大級にして最も本番と同じ臨場感・緊張感が味わえる全国統一模擬試験(笑)であるセンター試験まで残り10日間。そろそろ生活面でもコンディションを整える必要があります。

あ、全国統一模擬試験ってのは、私大本命の子ですからね。

そんなときブチ当たるのは、「朝型」の壁。

何でしょうね、世の中の朝型信仰は。確かに試験は朝から行われますから、ポテンシャルをフルに発揮するために朝型が望ましいのは言うまでもありません。

アップロードしたときにはイマイチだった記事が、ある特定の時期になると伸びてくる、そんなブログあるある。以前公式サイトにこんな記事を書きました。

参考 中学生だって夜更かしNG!中学生の睡眠時間と学習の関係を考えるエコール学院

きっと受験が近い中学生本人か、夜遅くまで勉強している我が子を案じて対策を調べている親御さんに読まれているのでしょう。

ですが、睡眠時間に関しては個人差が大きいので、必ずしも朝型にしないと失敗してしまうなんてことはありません。

私は高校まで早寝遅起きのロングスリーパーでしたが、大学に入ると一転して遅寝早起きのショートスリーパーに変貌し、社会人になれば午後から出勤という塾業界に馴染んでしまったためか遅寝遅起きというクズっぷり。

睡眠サイクルなんて、そんなもの。だからといって私のポテンシャルが上下したかというと、ずっと低空飛行のままだったような気がします。それはそれでダメですが。

一番心配なのは「寝不足による能力低下」です。朝型、夜型なんて、二の次なんです。

ちょうど私と話していたその子は朝型に切り替えるのに苦心していました。聞けば、早く寝ようとしてもなかなか寝付けないし、起きてから30分くらいボーッとしているだけとのこと。確かに起床時間だけ見れば朝型と言って差し支えありませんが、それが学習面にプラスになっているかというと……なるわけないでしょう。

この時期にそんな調子では、2月の本番に向けて不安です。そこで、いくつか解決策を提示してあげました。

朝型に切り替える方法

ひとまず、朝型に固執しないこと。それは大前提です。とはいえ、夜中3時まで勉強していては問題があるのは言うまでもありません。

私は相談してきた子に対して、無理なく朝型に寄せていく具体的な方法を伝えました。

無理なく起きる時間を決める

まず、起きてからぼーっとしている時間がもったいありません。30分ぼーっとしているなら、その30分をベッドでキチンと寝ていた方が良い。だから出来るだけ睡眠時間を確保する方針で起きればOKなんです。

で、具体的に何時が良いかと言えば、ズバリ「家を出る1時間前」ですね。

ここで大事なのは、「試験開始時刻」に縛られすぎないこと。

そんなことを言いつつ私は自分でこんな記事を書いているんですよね。

今さらだけど入試には朝型が圧倒的有利だと訴えてみる

その中で私はこう書いています。

正しい朝型とは、「朝適切な時間に起きて準備をする」ことです。

良いこと言いますね、我ながら。だから、活動が停止するほど早く起きるのも本末転倒だということです。早く起きるのが目的ではなく、試験に向けて準備をするのが目的な訳です。早起きはその手段の一つですからね、はき違えてはいけません。

家を出る1時間前なら、時間に追われること無くのんびり支度を出来るでしょう。化粧に1時間かかるなんて子は知りませんけど。

そして、家を出てから寒空の下学校へ行くじゃないですか。試験なら会場までの長い道のりを緊張しながら歩みを進めるわけです。

その間に放っておいても目なんかパッチリ覚めますって。

だから、ムダに早起きしても意味なし。その分少し睡眠時間を長めに取るように、起床時刻を決めてやりましょう。

絶対に昼寝しない

数年前までウチの塾では午前中から講習会をやっていたのですが、そのときはたいていお昼ご飯を食べてから10分くらい昼寝をしていました。いわゆるシエスタってやつです。

普段朝から活動していないダメ人間ですから、昼ご飯のあとって極端にポテンシャルが下がるんですよね。ごく短時間の昼寝をすることで、体は休まりませんが脳はかなりシャキッとします。これはもの凄く実感しました。

おいおい、見出しに「昼寝しない」って書いてあるじゃねーかと思ってらっしゃるでしょうが、中高生たちの昼寝ってまったく性質が違うんですよね。

よくあるのが、「どうしても眠いから1時間だけ寝よう!」と言ってアラームをかけ、見事に目覚ましをぶっちぎるパターン。もうね、1時間という時間設定からしておかしい。そこまで寝てしまったら折角覚醒していた脳が朝の寝起き状態に戻ってしまいます。

なまじ深い睡眠に入ってしまうもんだから、目覚まし時計を無視する可能性も高いですし、幸運にも起きられたとしても、ボーッとしてしまいます。

まだ未熟な中高生の自制心は信用したらダメ。私のような摺れた人間なら割り切って10分という短い時間設定が出来ますが、中高生は甘い誘惑に必ず乗っかってしまいますから、昼寝自体しない方が身のためです。

そして、どんなに眠くても我慢して下さい。その分夜に眠気を感じます。これが最大の目的です。

早く寝ようと意識しすぎない

遠足の前日あるあるですね。寝ようと思うと寝られないパターンです。私も何度経験したか分かりません。分かりますよ、その苦しみ。

とりあえず、目的は早く床につくこと。そのあと入眠できてもできなくても、目的は達成しているのであとは適当に過ごしましょう。

実際に体験しましたが、横になったまま一睡も出来なかったとしても、普通に活動できますしね。試験前日ならいざ知らず、試験に向けて朝型に調整するのが目的なら、勉強を切り上げて床についた時点で勝ち。そう考えてOKです。

なんなら横になったまま単語帳を見るとか、古文単語を覚えるとか、英語の長文を読むとかしてみましょう。

それなら寝るでしょ?

私は横になって電子書籍を読む習慣があります。そのときは「絶対新刊を読まない」「何度も読んだ本を読む」ことにしています。マンガだと1話も立たずに寝られます。小説なら1ページも進まないことも。飽きているレベルくらいが丁度良いのです。

手足の冷えに要注意

先ほどから登場している子に「寝るとき足冷えてない?」と聞いてみたところ、何でそんなこと知ってるんですか的な反応をされました。君の生活を監視しているわけではないです。

以前から寝付くときに意識しているのが、「足が冷えているかどうか」です。

私の場合、毎日横で幼児が寝ているのですが、彼女の足を触ると熱あんじゃね?ってくらいほかほかです。子どもって眠いときに手足が猛烈に温かくなるので分かりやすいですね。

先日子どもが寝付けなくて泣いていたとき、やはり足が冷えていたんです。その足を私の手で温めてやると、分かりやすいくらい寝息を立てて入眠しました。

自分でも、寝ようとしたとき足が冷たいと即オチはしません。

そんなとき私が意識しているのは、「寝よう」ではなく「足を温めよう」です。とはいえ、自分の足が冷えているので足と足をくっつけても冷えたままなのですが、ちょっと足を折り曲げて布団の暖かい部分に持っていったりします。

そうやって少し足が温まったと実感できた頃には、もう足の冷えなどよく分からないくらい眠気に襲われており、完全に足が温まったと確認することなく眠りに落ちています。

まあ、眠くなったから足が温まったのか、足が温まったから眠くなったのか、卵が先か鶏が先かみたいな話ですけどね。最近の私の必勝法ですので、寝付きが悪くて困っている人はちょっと実践してみてはどうでしょう。

医学的な話が知りたい人は、「深部体温」でググると良いことありますよ。

まとめ

冒頭の高校生が実践してみたかどうかは来週まで分かりませんが、同じような悩みを抱えている受験生は少なくありません。

もちろん大学受験のみならず、高校受験でも同じ事が言えますね。

「朝型」という言葉が一人歩きしていますが、あまりそこだけに囚われるのもどうなのかな、と思ってまとめてみました。

あくまで試験に向けた準備の1つです。もっと肝心なのはこうして得られた午前中や午後の覚醒した時間にたくさん勉強をする事ですから、早く起きたからといって成果が出るわけではありませんからね。

体調が最優先ですので、健康的な睡眠生活を心がけて欲しいですね。

ちなみにアイキャッチ画像の子はウチの子ではありません。あしからず。

ウチの子はもっとかわい(略