2019夏期特訓のお知らせ

喉を枯らして全力で指導した結果……

突然だけど、まともに声が出なくなった。

ということで、勉強と関係の無い個人的な話を全力でお届けしたい。

発端

喉がお亡くなりになった発端は、週末に例によって娘からうつされた風邪で、家にいる間はベッタリで面倒をみてやり、月曜には耳鼻科に連れて行ってから保育園へ送っていったりしていたので、案の定巻き込まれてしまった。今回は妻も感染していて、一家総倒れの状態。

ただ、比較的軽い症状で推移していたので、軽く鼻水が出る程度で済んでいた。寝るときは暑いのを承知でマスクをして保湿に努めていたし。

予感

昨日の朝、ちょっと声を出しづらい自覚はあった。と言っても、突然声を出すのが不安定になる程度。スーパーのレジでいつものおばちゃんに「袋はいりますか?」と言われて「お願いします」とさわやかに言おうと思ったら、表情だけさわやかで声が出てなかった。そんな程度。

ところが夜、久々に4時間ぶっ続けの授業だったのだ。試験対策期間中に唯一ある授業の「実技対策」である。

高校時代に勉強した音楽理論を活かして楽譜の読み方を指導し、はたまた理系の面目躍如であるところの空間は空く能力を活かして技術の作図や図面の読取りを指導し、自塾のホームページ作りの経験を活かしてHTMLやJavascriptを指導し……我ながら多芸だな、とは思う。

実技対策は過去問を演習する場にあらず、他の科目同様、生徒が自力で理解しづらい部分を紐解くような指導を心がけている。あまり好きでは無い数学の授業より何倍も楽しい。

元々家庭科大好きで、かつ現在進行形で成長と発達を実感している中3の保育も指導したかったが、それはK先生に任せることにした。きっと知識が多すぎていらんことまで教えてしまう未来が見えたからである。

元凶

そんな楽しい実技対策授業、ノリノリで教えてしまったのがいけなかった。ほぼ休憩無しで4時間丸々しゃべり倒してしまったため、途中から喉に激しい痛みが。急激に声が出なくなっていき、中3の技術を語り終えたときにはグロッキー。声にならない声で会話もままならない。

ウィスパーボイスのような無声音は出せるけど、有声音が出ない。また、私本来の地声の高さ(かなり低い)よりも一定以上の音域だと音にならない。間違いなく声帯がやられていた。

「あ、これは耳鼻科案件だ」

そう判断して(誰でも分かる)、翌朝は病院へ行くことにした。ちょうど娘も再診があるから、ついでに私も予約して見てもらう算段だ。

治療

そして今朝。耳鼻科で「お父さんもですか?」と看護師さんにクスクス笑われている(ような気がしている)中、受診することに。

まだ歩けない娘を小脇に抱えたまま鼻洗浄されてゴホゴホ言う私。苦しんでいる父を見て爆笑する娘。ようやく私の診察が終わって娘の番になると「こんなのへっちゃらよ」と言わんばかりに泣くこともなくテキパキ診察されて先生に褒められる。よそ行き顔が上手。

娘の多大なる貢献で無事に診察を終え、山ほど薬をもらう。

指導

まあ、土曜日は1日休みだから、今日を何とか乗り切れば、1日声を出さずに過ごせるはず。そう思って今日の指導に臨んだ。

4件ほど保護者の方からお電話を頂いたが、今日は恐怖でしかなかった。あるお母様は、用件を言った後「富田先生にお伝え下さい」とおっしゃっていた。いや聞いてるし。私の声があまりに酷くて明らかに別人扱いされてしまったのだろう。

小学生は個別指導ゆえ、しゃべっている時間が長い。ただ、目の前に生徒がいるのが救いだ。いかに声が小さかろうと、目をビシッと見て喋っていればキチンと伝わるものだなあ……と実感した。マスクをしていて口の動きすら分からないので、もしかすると目力によるムダな説得力に押されたのかもしれない。

問題は中学生。試験対策期間なので、質問対応が大量にある。

いつもは開始や終了のときは、教室中に響き渡る声で色々な話をするのだが、今日そんなことをしたら本格的に喉が再起不能になりそうだ。しかたないので「今日は声が出ません」と死にそうな声を絞り出し、エクスキューズを得ようと試みた。

まあ、これでささいな質問は無くなって、練りに練られた良い質問だけがくるようになるだろう。そういう目論見だった。

……果たして本当に中学生って生き物は、思い通りにならない。空気を読んで質問を絞ってくれると思いきや、空気を逆読みして当社比1.8倍の質問量になった。

……お前いつも質問なんかしないだろ!って生徒がなかなか鋭い質問をしてくるから、ちょっと嬉しかったり。いつもマイペースな勉強ばかりして私にもっと難易度を上げろと言われる生徒がそこそこキツめの問題の質問をしてきたり。中学生かと思いきや、よく見たら高校生から質問が飛んできたり。目の前に出された問題集がチャート式でビビった。

みんなが頑張っている末の質問だったから、声がすり減っていくのを自覚しながら必死で答えきった。むしろ、自分の健康管理が出来ていないことで生徒たちに迷惑をかけてしまった事に情けなさと腹立たしさを感じた。

明日

せっかく明日は休みを取れるのだから、1日しっかり声を休めよう。

そして、日曜はテスト前日、勝負の日。私も生徒と真剣勝負が出来るようコンディションを整えて臨みたい。

どこかに鋼のように頑丈な喉が転がってないだろうか。私のガラスの喉と交換しよう。もうバッキバキだけど。