夏期特訓2週目まとめ

実は夏期特訓は長いようでそれほどでもありません。先週金曜日の授業でちょうど半分の授業が終わりました。特に時間の使い方に敏感になって欲しい中3にはそれを伝えました。

中3生は授業の前に3時間、自習の時間が確保されています。何を勉強するべきかは保護者面談の際に決めてありますので、塾の授業準備に加え、各自でコツコツ進めていきます。それも半分終わった、ということです。

例えば、理社の復習テキストを2周する予定なら、1周目が終わっていないといけません。英単語の総ざらいをしようとするならば、既に配った単語帳のうち忘れてしまった単語のリストアップが終わっている必要があります。

夏休みだって、まだまだと思っているとあっという間に終わってしまいます。なんとなくの肌感覚で管理をするのではなく、しっかりと日数や時間数などの数字で管理をしていれば失敗しないんですよね。

明日が前期最終日なので、中3全員と面談してお盆休み&後半戦の作戦会議をしましょう。

かけ算か割り算か そこが問題だ

小学生は基本的に1つの分野に絞って演習を進めています。基礎的な演習から始まって、得意な子は最終的に学校のレベルを少々超えるところまで解いていきます。苦手な子はカリキュラムに縛られること無く、ある程度のレベルまでの問題を繰り返し演習して型を身につけます。

2週目に突入したので、だいぶ問題のレベルが上がってきました。普段のテキストをスラスラ解けている生徒も悩み始めます。

我々講師はちょっとずつヒントを出すだけで、根本的な解き方や模範解答を教えません。いつも大量にページを進めて得意げな子も、下手をすると1ページすら進まず終わってしまうことも。たとえ進まなくても、1つの問題をジックリ考える機会自体がもの凄く少ない小学生たちには貴重な時間だと思います。

そんな中でも小数のかけ算・割り算がテーマである小学5年生は大変でした。かけ算は小数点のルールがたった1つですが、割り算はルールが1つではありませんし、どのケタまで答えを求めるのか、あまりを出すのか出さないのか、四捨五入があるかどうかなど、問題の指示をよく読まないと分かりません。

第1週はその計算で四苦八苦しました。苦戦している生徒はもれなく「小数点を動かす作法」がなっていません。というか、全然大事なことだと思っていないんですよね。「なぜそのようにするのか」を納得させてあげると、すんなりこちらの指示に従いますし、解けるようになりました。

そして第2週です。いよいよ文章題へ取りかかります。ここで問題になってくるのは、式がかけ算なのか割り算なのかを自分で判断しなくてはいけないということです。また、割り算は別の問題も浮上します。それは、割る順番です。かけ算はどの順で書いても構いません(諸説ありますが、交換法則が成り立つ以上、私は順不同可という意見です)が、割り算は逆にすると答えが変わります。

例えば、小5のAはそこに苦戦していました。答え合わせをした後の解き直しの際、「何でその式にしたの?」と尋ねました。そこで返ってきた答えが……

「なんとなく」

これではいつになっても安定して正解しません。たまたま合うこともありますが、「出来た」のとは違います。

そこで、Aには文章題の数字の読取り方と整理の仕方を教えました。学校ではよく線分図を使いますが、子どもたちが自分で運用するのは結構難しいので、私は別の方法を勧めています。この方法をマネすると、小数に限らず、6年生で勉強する分数のときも同じように文章題がスラスラと自信を持って解けるはずです。

Aも授業中はそれをマネしてノートに書いていました。ちゃんと式も自分で作れています。次の授業は後期ですので、それまでに宿題でもマネして使ってくれればマスターへの道に進むのですが、果たして。

いずれにしても、式を作るとき「なんとなく」という子どもはたくさんいます。いえ、大半の子がそうだと断言してもよいでしょう。なぜ割り算なのか、なぜその順番で割るのか、これを根拠をつけて説明できるくらいになれるように鍛える必要がありますね。休み明けにまた確認して、最終日のまとめテストに備えるとしましょう。

確認テストに改善の兆し

第1週目で最も感じたのは、どんどん進んでいく予習に対して、1つ1つの定着がおろそかになっている生徒が多いことです。

その表れが確認テストであり、先日の記事で色々書き散らかした記憶があります。特に中1生の一部は、10点満点の確認テストで1点や2点を取るケースもあり、明らかに宿題もやっつけになっている事を指摘しました。

そんな中でも授業は進みます。ゆっくりと改善をしているヒマは無いので、次の確認テストであまり改善が見られなかった生徒は呼び出す予定でした。ただでさえ部活動と塾で忙しい中ですからあまり呼び出しはしたくありません。出来れば自分で苦手なものを見つけ、対策をとって欲しいのですが、それが出来ないなら塾でやってもらうしかありません。

特にAとKの二人は前回のテスト直しも適当です。何より最低なのは、計算の直しを答えしか書いてないことです。

テスト直しだから、当然一度は間違えている問題です。自分で頑張って計算した結果間違えたので、途中経過をより丁寧に書かなければならないですし、友人に教えてもらうのは禁止なので、授業ノートのマネをして、正しい計算過程が必要になるはずです。

それを暗算で解けるはずがありません。どうせ指摘をすると「違う紙にやりました」と言いますし、その紙を持ってきなさいと言えば「もう捨てちゃいました」というくだらない言い訳が始まるでしょう。そんなもの聞かなくても分かりますし、聞きたくもありません。

友人から教えてもらったのでしょう。そこで教えてしまう友人も、足を引っ張っているだけなのがなぜ分からないのでしょうか。出来ないものを出来ないままにしておく手助けをしているだけなのです。そんなもの善意ではありません。

何度も言っていますが、まだそんな単純なことが理解出来ないんですね。勉強において「誤魔化す」というのは、その場をしのぐだけの愚かな行為でしかありません。その場を怒られずに過ぎ去るだけの無意味なことでしかありません。

結局結果を出すのは、正直な子です。間違えても良いんです。間違えたこと=弱点が見つかったことをプラスに捉え、的確に対処していけば必ず成果が出てきます。

実際、同じ中1のMは、確認テストで見つかった苦手である不等式をたくさん解きまくって、次のテストでは見事正解するまでに成長しました。これは、テストの後で本人から猛アピールを受けて知ったんですけどね。それだけ努力をしたなら自慢したくもなります。

さて、ここまでが前回のテストの話です。

実際、生徒にはこのブログで書いたような話はしてあります。あとはその反応がどう出るかを見たかったのです。

そしていよいよ木曜に実施した確認テストですが、私の予想を大きく超える結果でした。もちろん良い方に、です。

まず全員アップした事が素晴らしい。そして、前回はほとんど×だった生徒も半分正解になるまでに伸びてきました。

何より、キッチリ満点を奪取したS。前回もそれほど大コケはしていませんが、満点にはほど遠い出来でした。マグレではなく、しっかりと対策を積んできたそうで、その準備と結果は大したものです。

塾の確認テストの出来が定期テストの出来とほぼ比例するのは事実です。それは塾のテストが出来たから偉いのではなく、塾のテストに向けて準備する習慣があるのが良いんです。それが出来るなら、学校の小テストに向けても良い準備が出来るでしょう。

本気でガッツリ残してメチャクチャ解かせようかな、と思っていましたが、さすがにこの結果を出されては猶予せざるをえません。その調子を維持してくれれば、全員自己ベスト更新は夢ではありません。

明日は前期最後の確認テスト。前回の好結果に油断せず、準備してくれているでしょうか。

お盆休みに向けて

お盆休みに大量の宿題を出したくありませんので、螢田教室では特別な課題は出しません。いつも通りの授業の宿題量です。

その代わりやっておくことが2つあります。

1つは、学校の宿題を終わらせておくこと。
もう1つは、たくさんリフレッシュすることです。

第2回テストに向けて、後期の授業が始まる20日までに学校の宿題を終えるのはマストです。塾が始まってしまったら、そんなヒマはありません。

でも、夏休みでしょ?
学校も無いし、部活もお盆なら何日かは休みになるでしょ?

遊ぶときは遊びましょうよ。
私もお盆休みは1泊ですが旅行に行きます。多少は仕事もしますけどね。

お互い良いリフレッシュ期間を経て、後期を迎えましょう。