夏期特訓1週目が終わります

夏期特訓が始まって1週間が経ちます。ありがたいことにブログをのぞいて下さる方はたくさんいらっしゃるのですが、いつものようなムダに長い記事を書く時間と気力と体力がありません(伏線)。

生徒はもちろん保護者の方も面談があったのでご存じかと思いますが、体調を崩しています。遡ると7月頭からずっと風邪が治らず、咳が出続けております。その間病院へ3回行きましたが、ついによく分からない吸引する薬をもらってしまいました。効果のほどはよく分かりません。

そして先日の社会見学でトドメを刺されました。詳しくは社会見学の記事を(書けたら)書くつもりですが、寒暖差の激しいツアーだったため、咳だけだったのが普通に風邪の諸症状まで復活する始末。もうなんとかして下さい。

とはいえ、本日は花の金曜日。過酷な夏期特訓の授業ですが、これを乗り切れば週末(台風だけど)が待っていると考えると気持ちも軽やかですし、心なしか体調も良くなった気がします(気のせいです)。

簡単に1週間を振り返ってみましょう。

小学生は復習メイン

中高生と違い、小学生は復習に振ったカリキュラムになっています。これは公式サイトでのブログでも書きましたが、小学生は復習の有無によってかなり差が出るからです。特に算数は顕著ですね。

ザックリ言えば、前の学年の内容を覚えている割合は半分あればマシな方だと思います。

あるあるなのは、小6の円について。この時期の小6生に「円周を求める公式は?」と尋ねると、大半の子が「半径×半径×円周率!」と自信満々に答えます。もちろんそれは小6で学習した面積の公式です。それが小5のときに習った「直径×円周率」を上書きしてしまうのです。

このような上書きはそう珍しいことではありません。起こってしまったものは仕方ありませんので、あとはいかに修正をするかにかかっています。それが講習会の役割ですね。

学院生は7月までのカリキュラムでたびたび復習の機会がありましたので、それほど傷は深くありません。やはり明確に差が出るのは体験生ですね。指導していると極端に手が止まる部分があり、忘れたを通り越して理解せずに先に進んでしまったように思えます。塾の授業の神髄は定着するまでしつこく繰り返すところです。せっかく体験に来て頂いたので、じっくり復習をして頂きましょう。

まあ、小学生の最大のトピックは社会見学ですから、それは稿を改めて。

突き進む授業と雑な復習

中学部の夏期特訓は全学年予習です。授業数が多いので、普段の授業の約2倍くらいのペースで進むわけです。

ここで重要になるのは、復習の質。習った事を身につけてから先に進むために、普段は1週間かけられるところを2~3日で仕上げなければいけません。その代わり普段と異なり学校の授業は無いので、その分を復習に費やせば良いのです、理論上は。

現実的には、ここに部活動がドカンとのしかかってくるわけですね。私も中学時代何を血迷ったか野球部に所属していたので、炎天下だろうが何だろうが長時間部活動があるのは当たり前。時代が変わった今でもなお延々と練習をしている部活動もあるようです。

これに圧迫されたのか、中1勢の復習がかなりおそろかです。まだ中学生の夏休みのペースがつかめていないようで、部活に行って塾の授業をただ受けるだけが全て、になってしまっている生徒が数人います。宿題も「こなす」という言葉がふさわしいようです。

その差が如実に表れるのが、確認テストです。昨日行った数学の確認テストは、普段の半分ほどの出来でした。もちろん定着がきちんと出来ている生徒はいつも通り取れていますが、あからさまに質の低い復習(直前に授業ノートを見直すだけ)の生徒はさんさんたる結果。

確認テストは10点満点です。そこで生徒に言いました。

「君たちさ、そのテストの点数を5倍してごらん?
ちゃんと50点満点になるよね。
それが定期テストの得点だったらどう思う?
確認テストの平均点と学校のテストの得点って、実はほとんど同じだからね。

確かに今から解き直しはするけどさ、
1回目で出来なかった、つまり準備不足だったのは間違いない。

反省するなら、次回はちゃんと準備をした上で受けなさい」

別に声を荒げたりはしません。きちんと事実だけを伝えました。これでプライドのある子は奮起してくるでしょう。

結局のところ、ただただ真面目にやっている子が強い。

それは、宿題をごまかすことなく解き、間違い、直す、という基本的なルーティンを経て確認テストを迎えるということです。授業ノートを見ながらやった宿題を自分の力と勘違いしたり、ミスしていたものを書き直して○にして体裁だけ整えたり、解き直しと称してワークの答えをただ書いただけだったり、全て結果という鏡に跳ね返ってくるものです。

さて、来週どうなるか見てみましょう。

学校の宿題に積極的な生徒たち

中3生は最高学年かつ受験生だから当たり前として、今年は下級生も宿題に積極的です。LINEを通して課題の質問をしてきたり、自由研究についてアドバイスを求めにくるなど、自ら動いています。

終わるペースも例年より早く、何人かは7月中の完成を実現できそうですね。今週末がヤマ場でしょうか。土日でも質問対応はしますから、アドバイスが欲しい人は教室のLINEへどうぞ。

昨年も同じような課題が出ましたが、やはり泉中3の技術の課題は分量・難易度ともに圧倒的ですね。他の学校がどんなPCスキルを磨いているかは良く分かりませんが、中3でHTMLを駆使してHPを作るのは、個人的には大賛成です。そこにJavascriptを組み合わせるあたりが普通の中学校ではないのですが……

昨年もスクリプトのデバッグで散々苦労している生徒が多数いましたが、実はもの凄く頭を使うので、良いトレーニングになります。論理的思考能力も必要ですし、プログラムが入れ子になるにつれ、高度な集合の概念も大事になってきます。

小学生が全員プログラミングをやる必要はないと思いますが、ハマれば普通の勉強とは比較にならない思考トレーニングになりますから、たいへん意義のある課題ではないかと。苦手な子は大変でしょうけどね……。

早速泣きついてくる生徒もいます。私のHTMLスキルなど、素人に毛が生えた程度ですが、一応公式HPを作っている身としては期待に応えないといけませんね。ま、授業の合間にでも聞いて下さい。

高校生には多すぎる学校課題

正直この夏休みに高校生をメッチャ鍛える気満々でした。面談を通して課題も洗い出しましたし、それに対する対処と取り組みも指示しました。

あとは夏期特訓を通じて実践するだけ!というところでフタを開けてみたら学校から鬼のような課題がワンサカ。

あえて伏せ字にしますが、近隣のS高校を例に取ります。仮にも進学校なのだから、学校から大量の課題を出す必要が果たしてあるのでしょうか?

中堅進学校のお節介が過ぎるのは今に始まったことではありませんが、それをやればやるほど学校のペースに依存するのが分からないわけではないでしょう。早い話が、自分で勉強のプランニングが出来なくなります。大学入試に向けては絶望的です。

というのも、中堅進学校の授業レベルと扱っている問題レベルは、大学受験のボリュームゾーンであるGMARCHや日東駒専にはマッチしていません。学校のペースに依存させたいなら、学校の授業をしっかり受けていれば大学受験レベルに匹敵する学力がつくカリキュラムになっていないと本末転倒です。

学校の授業を軽視するのは論外ですので、それをベースとして、発展的な内容へと引き上げるためのプランニングを自分で行う。これが公立高校に通学する生徒の受験像です。そのツールの1つが我々のような学習塾であり、映像授業だったり、予備校だったりするわけです。

そんな自主的な取り組みをする余裕が無いほどの課題量。恐らく科目間での分量調整もせず、各科目の担当が好き勝手に出していることでしょう。我々は生徒に宿題や長期的な課題をを出す際、どの程度の時間がかかるかシミュレーションを行い、科目間でも調整をします。そんなことは全くされていないんでしょうね。

どうも愚痴だらけになってしまいますが、真面目な生徒ほど手を抜かずキッチリ取り組むので、効果の薄い課題が大きな負担になってしまいますね。

1つだけ具体的に晒しておくと、数学の課題として、数Bのベクトルから大問80問程度が出題されました。解説付きですので、ノートに写せば1問3分程度でカタがつきます。真面目に取り組むと、答え合わせと見直し・解き直しを含め1問15分~20分はかかります。少なく見積もっても20時間以上が費やされるわけです。

ですが、数学は次に三角関数へと進みます。それならば、文系の生徒なら二度とお目にかかることは無いであろうベクトルの復習では無く、数1で学習した三角比の復習をした方がはるかに有益です。先生も新学期の授業がはかどるのではないでしょうか。物理を学習する理系の子ならベクトルの復習は必須ですが、国立受験が高3のカリキュラム上ほぼ不可能(※)なS高校で数Bの復習をしても……文系の生徒にとっては負担でしか無いですよね。

※高3文系で理科が受講できないので国立受験は出来ないという意味です。

それはさておき、ウチの高校生は腐ること無く昨日も遅くまでガッツリ勉強して帰りました。部活もあって大変だろうに、生徒ながら尊敬してしまいます。

おわりに

まずは最初の1週間、やや中学生に課題を感じたところです。私もこの土日で体調をなるべく回復して、来週は全力投球できるようにしていきたいですね。様子をお伝えするブログも少しは書きたいところです。何だかんだで長い記事になってしまいましたが(伏線回収)。

でも、そんなときに限って娘が夏風邪引いてるんですよね(きっと私がうつしたヤツ)。
うつし返されてキャッチボールにならないよう、予防に努めます……

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夏期特訓2週目まとめ | エコール螢田通信

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